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好き?×11 ページ13

敦side

一方その頃探偵社は……

太宰さんが帰って来ない。
まぁいつもの事だから誰も心配はしてないけど、国木田さんの怒りメーターが吹っ切れそうです…。

そんな中何事も無かったかのように太宰さんは帰ってきた。

太宰「ただいまー」

国木田「何処をほっつき歩いていた!この唐変木!」

太宰「私はただ美しい女性とお茶をしてきただけだよ」

国木田「何がお茶だ!そんな事よりお前は!」

太宰「あれ、国木田くん。Aは?」

社内を見渡して今までとは違う雰囲気で太宰さんは言った。

国木田「あぁ、急遽店に出る事になったらしく先刻出て行ったぞ」

太宰「えー。じゃあ後でAのとこ行こう…」

谷崎「そういえば、Aさんの働いてるお店って何のお店何ですか?」

与謝野「未成年は行けない店だよ」

太宰「子供には刺激が強すぎる所だよ」

谷崎「え、それはどういう…」

そんなお店あるのか?
その前に夕崎さんってそんなヤバそうな店で働いてるのか?
僕と谷崎さんの疑問が膨れ上がる中、太宰さんは笑いながら僕達に座るよう促した。

太宰「嘘々、バーだよ。それも凄くお洒落な所」

敦「夕崎さんって忙しい人なんですね…」

与謝野「まぁ仕事って言ってもあのバーはAの息抜きの場でもあるんだろうねぇ」

太宰「探偵社にいる時と表情が違いますもんねぇ」

ナオミ「バーで働くお姉様…。見てみたいですわ」

国木田「働くと言っても彼奴がやってるのは歌手だろう」

太宰「そうだね。彼女の歌唱力はどんなジャンルにも対応できる程だよ」

夕崎さんってすごい人なんだと驚いていると、太宰さんの携帯から音楽が流れた。
どうやらメールだったようで、楽しそうに見ている太宰さんの後ろから与謝野さんが覗き込んだ。

与謝野「はぁ、今日は随分と偏ってるねぇ」

敦「何がですか?」

太宰「曲目だよ。Aのね。にしても、これは機嫌が悪いね」



真剣に悩む二人を他所に、僕は今日ずっと気になっていた疑問を隣りに居た谷崎さんと国木田さんに投げかけた。

敦「あの、太宰さんと夕崎さんってどういう仲なんですか?」

谷崎「……恋人同士だよ」

は?恋人同士?太宰さんと夕崎さんが?
……見えない。

国木田「そう見えないのも無理はないがな」

見えないどころかそれ太宰さんが言ってたら冗談だと確信できるレベルなんですけど…!
でも谷崎さんと国木田さんが言ってるんだ。冗談ではないんだろう…。

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設定タグ:文スト , 太宰治 , 紅野   
作品ジャンル:恋愛
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自殺したい - 返信ありがとうございます!!私も今初めて小説を書いていますが難しいですね、、、。中3の頭ではキツいです、、。 (2017年10月30日 23時) (レス) id: 97c9eaf3cf (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - 自殺したいさん» ありがとうございます…!最近はペースが落ちてきてますが気長に待ってもらえると有難いです…! (2017年10月25日 23時) (レス) id: b65496d137 (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - 味の素さん» 返信遅くなりましたが、ありがとうございます…! (2017年10月25日 23時) (レス) id: b65496d137 (このIDを非表示/違反報告)
自殺したい - めっちゃいい話ですね。。。大好き。。 太宰さんがかっこいいーー!!泣いちゃいました。何回見ても飽きな!! これからも頑張ってください! 続きを楽しみにしながら腕に包帯を巻いておきます!!! (2017年10月25日 16時) (レス) id: 97c9eaf3cf (このIDを非表示/違反報告)
味の素(プロフ) - 更新がんばってください!応援しております! (2017年10月1日 22時) (レス) id: d5befd4dfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅野 | 作成日時:2017年8月25日 23時

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