カフェ ページ9
私は今カフェにいます。あのホットク屋さんの隣のカフェに。
なぜって？それは先生と約束をしたからです。
………
｢もしもし。｣
LH｢A。会いたい。｣
｢……え？｣
LH｢今週、土曜日空いてない？｣
｢空いてますけど…｣
LH｢会えない？｣
｢…｣
LH｢ダメ？嫌？｣
｢嫌じゃないです。｣
LH｢じゃあこの間と同じ時間に迎えに行くから、今度はAが行きたいところ考えておいて！｣
｢あ、了解です。｣
LH｢それじゃあまたね、A！｣
………
というわけで、私は１週間悩みに悩んだ結果、行きたい場所をこのカフェに決めました。
LH｢ここにカフェがあったなんて知らなかった〜｣
｢私、ここの隣のホットク屋さんでバイトしてたんです。休憩時間はここで過ごしてました。｣
LH｢へぇー。バイトしてたんだ。ホットク作れるの？｣
｢まあ…手際は悪いですけどね。笑｣
LH｢今度作ってよ！！｣
｢いいですけ…｣
MS｢失礼します。抹茶ラテとコーヒーをお持ちしました。｣
先生との会話の途中で、頼んだ飲み物が持ってこられた。
飲み物を持ってきてくれたのは、カフェの店長のミンソクさんだった。
どうやら、私が久々に来たと分かったみたいだ。
MS｢久しぶりだねAちゃん。聞いたよ？ジュンミョンから。バイト辞めたって。｣
｢ちゃんと挨拶できてなくて、すみません…ミンソクさん。｣
LH｢ミンソク…？｣
｢知ってるんですか？｣
ルハン先生は今までこっちの話には興味なさそうにしていたのに、ミンソクと聞いた途端目を輝かせて私を見てきた。
LH｢ミンソガ、俺だよ！ルーハン！！｣
MS｢あぁ、るぅ！久々だなあ。｣
へ…？どういった繋がりですかね？おふたりさん。
LH｢大学の同期なんだよ。｣
MS｢ﾊﾊﾊ。驚かせてごめんね。Aちゃん。｣
｢あぁ、そんな関係だったんですね？｣
LH｢そうそう。学部は違うんだけど、サークルがサッカーで一緒でさ〜。｣
わぁ。世の中って狭いんだなあ。こんなところでバッタリ会えちゃうんだもん。
MS｢逆に今度は2人はどういう関係？｣
LH｢耳かして。｣
そう言ってルハン先生は、ミンソクさんに耳打ちをする。
……だんだんミンソクさんの顔が笑い始めてる。
…ん？先生はなにを言ってるんだ？？
まさか変なこと言ってるんじゃ…
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作者名：みわ | 作成日時：2017年2月15日 22時
