最後のバイト ページ6
春休み最終日。明日から学校です(泣)
と同時に、このホットク屋さんで働くのも最後です。(号泣)
3年生の夏はきっと勉強しなきゃダメだから…
SE｢ねえヌナぁ……本当に今日で最後なの？｣
DO｢いい加減やめろよセフン。何回目だよ…｣
この通り最後のバイトメンツは、セフンくん、ギョンス先輩、私です。
セフンくんは相当私に懐いていたみたいで、さっきから何回も｢本当に辞めちゃうの？｣と聞いてくる。
｢よしよし、せっちゃん。私がいなくなるのが悲しいでとぅか？｣
SE｢ヌナぁ〜！！今日残業していきまてんかぁ…？｣
DO｢こらセフン！ちゃんと定時に上がらせなきゃダメだろ。｣
SE｢だ、だってぇ…｣
ギョンス先輩はセフンくんのお兄さんみたいだなあ。なんて思いながら、二人の掛け合いを見守る。
この掛け合いも今日で最後なんだな。と改めて実感する。
SE｢じゃあ時間が止まればいいのに…｣
｢そうだねセフンくん。私もやめたくないよ。｣
DO｢ファンさん、これ。｣
ギョンス先輩が何かを取り出す。
そう言って取り出したのは…
色紙だった。
DO｢僕たちの気持ちだよ。｣
｢そ、そんな！ありがとうございます…(泣)｣
｢ヌナ！僕の一番先に見て！｣
セフンくんはギョンス先輩の肩に寄りかかっている。
この子、どこまで可愛いんだろう…
｢わかったわかった！｣
私はもらった色紙を端から順番に見ていく。
最初にセフンくん。
｢ヌナ。僕のこと忘れないでね。ヌナと働けて楽しかった！時々会いに来てね〜！！！！ファイティン！｣
文字までもが愛嬌がある…可愛いなぁ。
次はギョンス先輩。
｢夏から一緒に働けてよかった。チャンさんとの絡みも面白かったし、ファンさんと働くのが楽しかった。頑張れ！！｣
おお、真面目1本な感じの文章…笑
チャンさん…懐かしいな。
私チャンさんの出身高校、バカにしちゃったんだっけっか。
ギョンス先輩にたくさん笑われたな〜。
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作者名：みわ | 作成日時：2017年2月15日 22時
