再会 ページ3
今日は4月1日。4日後なんて遠い先だと思ってたのにあっという間で、とうとうこの日がやってきてしまった…
一応好きだった人に会うわけなので、服もとっておきのワンピースを着て化粧もする。
9時まであとちょっと。髪の毛どうしよう…？結ぶ？おろす？
あぁぁぁ。どうしよう。。
＼ピンポーン／
わわわわ。先生じゃん！！！！もう…おろしたままでいいや。
｢はーい！｣
LH｢おはよ！わ、ｶﾜ…｣
｢おはようございます！｣
LH｢あ、さ、さあ行こうか。｣
｢はい！｣
LH｢A、サングラスかけて！｣
ルハン先生は自分のサングラスをかけて、手を差し出す。
私はどうしたらいいか分からなくて、戸惑う。
LH｢ﾊﾊﾊ。嘘だよ嘘。ほら行くよ？笑｣
｢もー、先生ってほんとに…｣
手を引っ込めた先生と歩き出す。
今はなんとも思わないけど、昔はこうやって歩くのが夢だった。
｢先生、これからどこに行くんですか？｣
LH｢えっ…実はね…俺の家。笑｣
｢なんで！？こないだ電話した時は、いい所知ってるって言ってたじゃないですか！｣
LH｢あれ…嘘。笑｣
｢先生の嘘つき。｣
私は先生を横から睨む。
LH｢ごめんごめん。俺の家来れるからいいじゃん。笑｣
｢ノーコメントでお願いします。｣
はぁ。なんなんだろうこの人は…昔とちっとも変わってない。いつも先生のペースに巻き込まれて、私は自分のペースがコントロールできなくなる。それでどんどん、好きになっていったんだ。
LH｢ここだよ。｣
連れられてきたのは、ちょっと大きめのマンション。もしかして先生、お金持ち！？
LH｢さ、入って入って。｣
言われるがまま部屋に入り、私はいつの間にか椅子に座っていた。
LH｢A、大人になったね。｣
コーヒーをすする先生は私を見つめる。
見つめないでせんせー//
｢え…？｣
LH｢最後に会った時よりも、なんていうか…綺麗になった。｣
サングラスを外した先生はじっと私を見つめてくる。
｢それもまたどーせ嘘なんだ。笑｣
LH｢いや、本当に！｣
｢嘘だもん。笑｣
LH｢ねえA、これからも会いたい。｣
｢いや、いきなりすぎですよ先生。｣
LH｢やだ…？｣
そんな目で見つめないで。その大きな瞳で私を見つめないで。
もう好きじゃないのに……
｢い、嫌じゃない…です｣
こうしか答えられない。私は先生と話すと、完全に自分を見失う。
LH｢ほんとに！？嬉しい。｣
｢……｣
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作者名：みわ | 作成日時：2017年2月15日 22時
