誕生日�� ページ17
LH｢普通の男として見てほしい。｣
ん？
｢それって。｣
LH｢俺さ、Aが好き。｣
…
…ん？
…むむむ？
好き！？！？！？
｢えっ！？｣
LH｢俺のこと好きになれよ。A。｣
まただ。
私の目の前は突然真っ暗になる。
そして肩も窮屈になる。
あの時みたいに、いや、あの時よりもキツく抱きしめられてる。
ルハン先生に。
｢…せんせ？｣
｢…Aが高校卒業したら言おうと思ってた。
だけどさ、こないだAが泣いてる姿見たら、この子を絶対に助けてあげたいって思ったんだよ。俺がそばで守ってあげたいって。
…そして、やっぱり俺はAが好きなんだ。って実感した。｣
先生。それは告白ですか…？
私にはちょっと、理解に時間がかかるようです。
脳が、処理するのを放棄しようとしているみたいです。
脳とは反対に、私の心臓はものすごくドキドキ音が鳴っているのがわかる。
鼓動よりも脳のが働いてよ！！！
LH｢A、俺と付き合って。｣
｢…｣
…付き合ってって言われた…
遅いながらも、ちゃんと処理はしてくれる脳。
LH｢もちろん。今すぐ返事をしてとは言わないから。でも、俺は本気だよ。｣
…本気だって。
ルハン先生に本気なんてあるんだ。
あはは。知らなかった。
先生は私からの反応がないからか、体を離してあのソファーへと座った。
LH｢A！いつまで立ってんの。こっちおいで。｣
手招きをするから、隣へ座る。
前と変わらずフカフカで、気持ちがいい。
LH｢A、お腹すいたよね？チキン頼もうか！食べれる…？｣
ｺｸｯ。
私は少し頷く。
…チキン、大好きだよ。
ピリ辛のチキンが大好き。
LH｢じゃあ頼んでくるから待ってて。｣
ルハン先生はそう言って、スマホを片手に部屋を出ていってしまった。
…私はどうするべきなんだろう？
ルハン先生、好きだよ。
でも好きだった人なんだよ。
今は私には…
LH｢頼んできたよ！｣
｢…ありがとうございます。｣
LH｢あっ。やっと喋れるようになった。笑｣
｢…｣
LH｢も〜、Aたんは可愛いでちゅね？｣
私のほっぺをつまんでくる先生。
また心臓がドキドキしはじめる。
｢…先生のがっ…先生のが可愛いし。｣
LH｢あっ！違うな？俺はね、サンナムジャなの！！｣
｢ﾌﾌﾌｯ。｣
LH｢なんで笑うの！｣
｢だって中学の頃もそんな話したから。笑｣
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作者名：みわ | 作成日時：2017年2月15日 22時
