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【39話】 ページ44

すると意外にも彼が声を上げた___。


「…お館様、俺も行かせていただきたく…」


その場にいたほとんど、彼が声を上げたことに驚いた。
何故ならそもそもこういう時に彼は発言をほとんど_いや、皆無と等しいほど_しないのだ。


「あぁ、ありがとう、義勇。じゃあお願いするよ」
「ありがたく存じます…」


____その後巳宵、伊黒、冨岡の三人は鬼についての情報を教えてもらったり、準備をしたりして、その日中に目的の山に向かった。



その山は濃い霧に覆われていて視界がとことん悪い。
三人はお互いを見失わないように、かなり近くでまとまって行動をとっている。
前に伊黒と巳宵、その後ろに冨岡がついている、三角形の形だ。


「師範…鬼の気配ってしますか…?」
「今のところは全くと言っていいほどしないが…」
「やはりそうですか…」


三人は周りの気配を探り、注意深く探っているがなかなか見つからない。
ここら辺には藤の家紋の家が少なく、この山から一番近くても呼吸を使って走っても30分強かかってしまう。
だから任務を長引かせることは極力したくはないと思う三人だが、そうは問屋が卸さない。
かなり時間がかかりそうだった。


「どうしますか?分かれた方が効率はいいと思うのですが…」
「いや、今日は巳宵の実力を見るための任務、所謂試験のようなものだ。なるべく三人の方がいいだろう……俺は不本意だがな…」
「そうですよね…」


____この日はこのまま何も見つからなかったため、藤の家紋の家に行くことになる。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 伊黒小芭内 , 継子   
作品ジャンル:アニメ
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
- 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時

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