【14話】 ページ14
次の日の朝が来た。
今日は清志郎と巳宵は同じくらいに起き、朝の準備をする。
そのころには既に伊黒の気配はなかった。
「伊黒さま、お早いんですね…」
「まぁ、お館様に呼ばれてるなら、これくらいは普通だろうけどな」
「…やっぱりお館様は凄いんだね…!」
関わりがないので実感がわかないのであろう巳宵がしみじみと言う。
「あぁ、かなりすごいお人だ」
清志郎がここまで断言するのも珍しいため、少し驚く巳宵。
ここにきて、巳宵は兄の勇姿を見てきた人を通して、自分の知らない兄の姿を垣間見ることができ、幸福感を得ていた。
逆に言えば、そうでも思わないといろいろ考えてしまうので、新しい新鮮なことは巳宵には都合がよかった。
朝餉も昼餉も後片付けも終わり、何をするか考えあぐねていた。
「兄さま、何する?」
「やることないし、いつもみたく訓練するか」
「はい…!」
清志郎がいないときには両親から、清志郎が暇なときは本人に稽古をつけてもらっていたのだ。
巳宵は久々の稽古に胸が高鳴るが、体力が落ちていないかも心配になる。
「じゃあ早速、伊黒の家の周りを準備運動がてら走るか」
「はい」
「ついてこいよ……いくぞ」
とだけ言うと、訓練をスタートした。
巳宵は遅れないようについていく。
何周走ったかは定かではないが、かなり走ったであろう二人には雲泥の差が見られる。
そこまで疲労感を露わにしない清志郎に比べ、かなり疲れているのが巳宵だ。
「に、兄…さ、ま…」
「少しなまちゃってるな…ほら、水」
息が切れている巳宵に水を渡す。
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時