【12話】 ページ12
「「「いただきます」」」
今日の夕餉は鮭大根を主菜として白米に基本的な豆腐やわかめの入った味噌汁、何品かの副菜だ。
「兄さまと冨岡さまはどんな関係なんですか?」
巳宵が伊黒のときと同じように聞く。
「オレの同期。最終選別で一緒だったんだ」
「あぁ、累月…」
「清志郎でいいぞ」
「清志郎に錆兎を助けてもらった」
清志郎が冨岡の連れ、錆兎を助けたとのことだった。
刀が折れた錆兎に代わり、鬼を遠ざけ二人ごと助けたのだ。
個々の話はまた後日追々していくとして、巳宵は清志郎が助けた人々本人に会うのは初めてなので少し緊張するが、兄が彼らの未来を守ったと考えると嬉しくて仕方なかった。
「錆兎さま…ってどんな方なのですか?」
「漢って書いて“おとこ”って読むタイプのやつだぞ」
「俺に水柱の地位を譲ってくれた…」
水柱という言葉に驚きを隠せない巳宵。
「み、水柱さま…!?」
「そうだぞ、言ってなかったか…?錆兎と冨岡は同時に柱候補になったんだが、錆兎が辞退したんだ。冨岡の方が向いていると言ってな」
「そ、そうだったんですね…」
巳宵が驚きを隠せずにいる中、冨岡は鮭大根をとても美味しそうに頬張っていた。
すると、今まで美味しそうに頬張っていたが、箸を止め冨岡は口を開いた。
「お前…名は?」
「累月巳宵です…?」
「そうか…巳宵。鮭大根、かなり旨かった…ありがとう」
「は、はい…!お口にあったのであればよかったです」
突然さっきと比べてかなり饒舌になった冨岡に巳宵は動揺し慌てるが、どうにか返事をする。
巳宵は自分の鮭大根をかなり気に入ってくれたようなので安堵する。
そして、ある提案をした。
「これからも食べたかったら言ってくださいね。できる限りお答えします…!」
「よかったな、冨岡」
「あぁ、感謝する…!」
少しの変化なので分かりづらいが、かなり喜んでいることがその表情から見て取れた。
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時