【ヒプノシスマイク】おい、こいつどうにかしろpart6

story159 ページ9

Aside






3人が事務所を出た後、私は出したティーカップを片付け始めた



ティーカップを洗い終え、一息つこうと椅子に座り直す



今頃藤原さんは脅されてるのかな……なんて考えているとコンコンとノックの音が聞こえた



お客さんが来たようだ



私は立ち上がり、ドアを開けて立っていたのは……





｢帝統と幻太郎さん？｣





紛れもなく、Fling Posseの2人だった



今までシブヤでしか会っていなかったから少し驚いてしまう






｢どうかなさったんですか？｣

｢少し話があってな……｣

｢今大丈夫ですか？｣

｢はい、大丈夫です！
中へどうぞ｣





そう言って中へ案内すれば、帝統は

『へぇー、ここがお前の事務所かー』

なんて周りをキョロキョロと見ていた





｢別に面白いものなんてな……｣

｢これ、全部使えんのか！？
すげーな！！｣

｢いや、まあ使えないパソコンは置いとかな……｣

｢お、このコピー機コンビニとの同じか！？
業務用ってやつか！？｣

｢いや、コンビニと同じだとお金とられるから……｣

｢ここにある電子機器売ったら金に……いてっ｣

｢帝統、落ち着いてください
Aが困ってますよ｣

｢い、いえ……｣






珍しくギャンブルと食以外で興奮している帝統を見てなんとなく嬉しくなった



こういうところは男の子らしい、というべきなのか



私はコーヒーではなく、緑茶を入れながら微笑ましく見守っていた

story160→←story158

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す