【ヒプノシスマイク】おい、こいつどうにかしろpart6

story158 ページ8

銃兎side






｢どこ行くつもりなんだよ
ポリ公さんよー
パトカーでもないし……｣

｢貴方にはまだ聞きたいことがありましたからね｣

｢……なんだ｣






運転しながら後ろから確かに感じる凶悪なオーラ



ふざけたようなノリをしていてもそう簡単に雰囲気は変えられないらしい





｢貴方は前から彼女と関わりがあったんですか？｣

｢いや、嬢ちゃんが情報屋を始めてからだ
俺が最初の客だったらしいけどな｣

｢……ほぅ｣

｢昔組長たちとあったことはあまり聞かないようにしていたからな
厄介事に巻き込まれるのは勘弁だ｣

｢厄介事ではなく、釘を刺されていたの間違えでは？｣

｢……なに？｣





雰囲気がまた変わり、後ろから左馬刻とも似たような声色



俺はそれに気を留めることなく、話を続ける





｢貴方のことは少々調べさせていただきました
貴方は…………｣





話を続ければ、言い終えると深いため息をついた





｢今どきのポリ公はそんなことまでわかるのかよ｣

｢まあ、念の為というやつですよ｣

｢それを知ったところでどうするんだ？｣

｢……別にどうもしませんよ
ただ……｣





『羨ましいと思った』


そう言いそうになり、咄嗟に口を塞いだ




こんなこと言っても意味ないのにな、と1人心の中で苦笑する





『なんだよ』という男に

『いえ、なんでもありません』と言えばまたため息が聞こえた

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