【ヒプノシスマイク】おい、こいつどうにかしろpart6

story154 ページ4

｢ふむ、美味いな｣

｢ありがとうございます｣





空っぽになったティーカップを置いた理鶯さんの足元にある袋が気になって仕方がない私


なんとなく嫌な予感もするけど、尋ねてみた






｢あのー、理鶯さん｣

｢……？
どうかしたか？｣

｢さっき左手で持っていた袋ってなんですか？｣

｢あぁ、さっきコウモリを捕まえてな
左馬刻も忙しいらしく断られてしまったから、Aに……｣





理鶯さんの話は続いているが、耳に入ってこない



待って、これはやばいやつ



ダラダラと流れる汗


どうにかして逃げようと咄嗟に口にしたのは……






｢そ、そうなんですか？
でも、私起きたのが遅くてさっき食べたばかりで……
あ、藤原さんもう3日間もご飯食べていない雰囲気なので藤原さんのために作ってもらっていいですか！？｣

｢は！？｣






ちょうどいいタイミングに来てくれた藤原さんに感謝しながら、チラリと見てみると顔面蒼白



少し申し訳なささえ感じるが、まあいいだろう






｢3日間も食していないのか？
それなら力がでないのも当然だな｣

｢いや、力がないんじゃなくてあんたがゴリラなだけ……｣

｢敵に食事を提供するのは少々気が乗らないが、せっかくAが気をつかってくれたんだからな
調理場を借りてもいいか？｣

｢は、はーい
もちろんでーす｣





袋を手にした理鶯さんを台所に案内し、戻ってくるとものすごく睨まれた

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