【d!】愛してる【男主/短編集】

続き ページ15

emside



em「吸血鬼？？遠い昔に滅んだんじゃないんですか......？」


吸血鬼は人間の手によって滅びたと昔読んだ本に書いてありました。


『まぁ、死んでない奴がいたんだよ』


吸血鬼が完全に滅んでいなかったとして、何故私を連れ出す必要があったんでしょう.....？


em「吸血鬼と私になんの関係が？」


syp「Aさんがエミさんに惚れたからっすよ」


em「え、惚れっ！？」


惚れた？Aさんが私に.....？


『俺は少々惚れやすくてな(笑)ショッピとチーノも俺が惚れたから此処に居るんだ』


ショッピさんとチーノさんも？
そう思うと胸が少し痛いような気がしました


em「ショッピさんとチーノさんは吸血鬼かもしれませんが私は普通の人間ですよ？」


普通の人間である私がAさんの力になることなんて出来ない


『知ってるぞ？それを承知した上でエーミールを連れてきたんだ』


em「どうしてなんの力も持たない私を連れてきたんですか」


なんの力も持たない私を連れてきたって意味ないのに....


『言っただろ？惚れたから、だ。それに俺は君達を強さ、能力で選んでいないぞ？』


あぁ、彼は純粋に気に入ったと言う理由で私を選んだんだ


『俺と共に来てくれるか？』


純粋な笑顔と共にさしのべられた手を私は.....................

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