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人間嫌い 六人目 ページ10

ー放課後ー




やっと、自分で動ける。


やっぱり見ているだけではダメだったのかもしれない。

気持ちが高ぶっているのがわかる。

「…」



これを操れれば___

現世も少しは楽しくなるのだろうか


退屈せずにすむのだろうか



俺はかつてない程の期待を心の内に隠した。


表情に出さず、優しく_


_大事に。




もぅ、失うのは嫌だなぁ…



「おぉ…」


思わず声が漏れる。



想像してたのとは全く異なる手触り!




想像を越える__



_ザラザラ感←



なんか、意外。


「そうだ。たしか床に叩きつけると跳ねてたな…」




なんとも言えない高揚感。



血管が波打つ。


新しいものを手にするときはいつもこうだ。



もう何千年も生きているから新しいものに出会うきっかけがめっきり少なくなったのだ。



それと共にたとえ小さなものでも
「今の生活に刺激を与えてくれるのでは」
と酷く、期待してしまう。




「よし…」




球を持った両手を高く振り上げ




「ぇぃッ…」




落とす。


ダンッ


強く心に残る音。


跳ねる。自分よりずっと高く、高く。




ー数分後ー

ガコンッ



コツをつかみ輪の中に球が入る。

ザッ

遠くから投げると輪にぶつからず網に吸い込まれるように入る。



_気持ちい__楽しい__



ここで俺は名も知らない球技の虜になった。

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雪華 - こういう時は・・・・誰か殴る!!!(笑) (゚Д゚)ノおーい、ちょと殴られてくれ (2018年10月3日 14時) (レス) id: b92e418be9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:02猫 | 作成日時:2016年9月16日 16時

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