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「「「全て賭けるのさ Keep the faith/ｷｰﾌﾟｻﾞﾌｪｲｽ」」」
「樹お前ラップ上手いな。」
『慎太郎も歌上手いんだな。
てかジェシーひとりだけ英語の発音良すぎんだよ。』
ゴールデンウィークの最終日、いつものメンツでカラオケ。朝から夜までぶっ通しで歌ったから全員喉ガラガラ。
『うわぁー明日から学校なのに喉いてー』
「飯食って帰ろーよ。」
『どこ行く？』
「やっぱあそこだろ。ンンン ンンン ンンン ンンン〜」
『ポテト上がる音で行きたい場所伝えないで！』
「じゃあこれは、アアアアアア アアア アアア アアア アアア〜」
『分かった分かった。行こう。マック行こう！』
「樹分かってるぅ〜」
「レッツゴー！」
俺どっちかっていうとボケるタイプだったのに、こいつらといるとツッコミになっちゃうんだよね。
「あ、あれコーチじゃね！」
『ほんとだ。』
「おーいコーチー！！！」
「おーお前ら。慎太郎ちゃんと先生つけろよ？」
コーチこと高地優吾先生は俺らのクラスの担任。
「コーチってこの辺住んでんの？」
「まあな。ってジェシー、だから高地先生だろって」
「ニックネームなんだからいいじゃん、ねー樹。」
『コーチなんか買ったの？その袋結構高いブランドじゃない？』
「ああ、これはちょっとな。」
『もしかして彼女へのプレゼントだったりして。』
「えーーコーチ彼女いるの！」
「そんなんじゃねーよ。じゃ、暗くならないうちに帰れよ。」
コーチは颯爽と去っていった。
「コーチ彼女いるのかなぁ。」
「俺にも彼女できるかなぁ。」
『出来るよ。ジェシーかっこいいし。』
「え樹俺の事好きなの？」
『何でそうなるんだよ。』
「この中で誰がいちばんに彼女できるか勝負しようぜ。」
「えーそれ樹が有利じゃん。」
『何で？』
「だって俺と慎太郎好きな人いねーし。」
「樹ー好きな人ってどうしたら出来るの？」
『そんな事わかんねーよ。』
「じゃあ、Aちゃんのどこが好きなの？」
『それもわかんない。』
「でも好きなんだ？」
『ん』
｢わかんない｣ なんて言ったけど本当は分かる。好きな所はもう全部だよ。性格も顔も体も全部。こんな事言ったら気持ち悪って思われるから誰にも言わないけど、これが本音。
Aを好きになったきっかけだってちゃんと覚えてる。
※高地さんの高は正しくははしご高
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海(プロフ) - ライオンさんの彼女さん» ありがとうございます。更新頻度上げていけるように頑張ります。 (2019年12月6日 0時) (
レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさんの彼女 - 更新頑張ってください。応援してます。 (2019年12月5日 17時) (レス) id: e1327cde42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月18日 23時
