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俺はAと男の後をつけている。




楽しそうに会話しながら歩くふたり見てたらなんかムカムカしてきた。

今日の朝までAの隣は俺のものだったのに





「ここです。」

突然立ち止まったと思ったら、駅前の和菓子屋にふたりで入っていき、5分もしない内に男が紙袋を持って出てきた



「Aちゃんありがとう。じゃあ気をつけてね。」




Aちゃんと呼んだ事に引っかかったものの

とにかくAをひきとめようと、思いっきり叫んだ。


『A!』






『あいつが保健室の先生!?』

「樹、ここ電車の中だから。」

シーと人差し指を口に当てて注意するA

『ごめん。』


驚いて電車に乗っていることを忘れ、つい大きな声を出してしまった。
でもそりゃあ驚きもするよ、だってさっきの金髪のあいつが保健室の先生?夢坂聖学院の?


『さっきは何してたの?』

「今日の部活で出てきた茶菓子を京本先生が気に入ったみたいで、買いに行きたいって言ってたから道を案内しただけだよ。」


Aは運動が得意だし、バスケ続けるのかなって思ってたけど、家が茶道の家元ということもあって高校からは茶道部に入った。


「京本先生、茶道部の副顧問なの。」

『保健室の先生でも部活受け持つんだな。』

「やたら部活が多いから、人数足りなくてやらされてるんだって。」






「樹ありがとう。じゃあね。」

Aを家の前まで送り届けて、ある事を思い出す。

夏休み今日までだった…

Aと京本とかいう奴の関係の事で頭がいっぱいで忘れかけてしまっていた。



Aに気持ちを伝えるなら

言うなら今しかない


そう感じた。


脳裏に浮かぶ風磨、慎太郎にジェシー、そして松村



『Aちょっと待って!』

「ん、なに?」



心を落ち着けて、ちゃんと伝わるように。




『俺、Aの事…

好き…なんだ。』

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設定タグ:SixTONES , 田中樹 , 京本大我   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ライオンさんの彼女さん» ありがとうございます。更新頻度上げていけるように頑張ります。 (2019年12月6日 0時) (レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさんの彼女 - 更新頑張ってください。応援してます。 (2019年12月5日 17時) (レス) id: e1327cde42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月18日 23時

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