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期末テストは古典以外すべて平均点を上回り、俺にとってはかなりの出来だった。
ほんと風磨とAのおかげ。
無事に夏休みを迎えられそうだが、
もう一つ夏休みが始まるまでに行動しないと…。
昼下がり、太陽は地面を照りつけ 入道雲が浮かんでいる。
俺はAを誘い、ふたりである場所に出掛けた。
「ここに来るの久しぶりだね！」
『海入りてー。夏だな。』
小学校時代に風磨とAと3人でよく来ていた海が見える公園。
たくさん遊具が揃っていて、近くには観覧車がある。
「海開きまであと1週間くらいかな。」
『よく泳いだな。』
「また3人で行きたい…けど風磨には彼女がいるもんね。」
心做しかAは寂しそうに見えた。
『A、遊具で遊ぼうぜ！バスケットボールも持ってきた！』
「うん！」
『あれすべり台ってこんなに小さかったっけ？』｢樹が大きくなったんだよ。｣
『俺まだ空中逆上がり出来た！』｢私も逆上がりなら出来たよ！風磨もまだできるかな？｣
｢樹手加減してよ？｣『Aだって元バスケ部で上手いんだから油断できねーよ！』
小学生の頃に戻ったみたいに思いっきりAと遊んだ。
『楽しかったな〜久しぶりに公園でこんなに遊んだ。』
「この公園に来た時はいつも風磨もいたから、ふたりってなんか新鮮かも」
『…Aってまだ風磨の事好きなの？』
「え？」
『質問に答えて』
「樹どうしたの？」
『さっきから風磨の話ばっかじゃん。今は俺と一緒にいるのに』
違う。これじゃあ、ただの嫉妬…
Aに伝えたかったのはこんな事じゃなくて。
『あ…あのさ俺…
「あ、樹とAちゃん！」
…カイ』
「カイちゃん久しぶり！」
『久しぶり！』
カイこと高橋海人は俺と家が近所で、中学ではバスケ部の後輩だった。元女子バスケ部のAとも共通の知り合いだ。
「今日は風磨くんいないんだね。」
『ん、まあな。』
「あれ…もしかして俺邪魔しちゃった！？」
気づくのが遅せぇよ！！！
※高橋海人さんの高は正しくははしご高
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海(プロフ) - ライオンさんの彼女さん» ありがとうございます。更新頻度上げていけるように頑張ります。 (2019年12月6日 0時) (
レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさんの彼女 - 更新頑張ってください。応援してます。 (2019年12月5日 17時) (レス) id: e1327cde42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月18日 23時
