★チトセには敵わない ページ16
フウカside
ああ、どうせ呆れられているんだろう。
あたしのことなんかほっとけばいいのに。
あたしはびっくりして涙が止まる。
「大丈夫か?泣くなよ。」
そう、その一言。
君はあたしが泣いてるとき、いつもそう言ってくれたよね。
あたしはその言葉に何回助けてもらっただろう。
でも、今までで一番優しく言ってくれたのが今だと思う。
やめて。そんなに優しくいわないで。
折角、涙が止まったのに、また涙が出てくる。
チトセは黙ってあたしを見ていてくれる。
それもチトセの好きなところの一つ。
あたしのことを分かってくれてるから。
あたしはそっとチトセを見る。
その瞬間、ぱっちり目が合う。
「治ったか?」
「うん」
綺麗な群青色の瞳。
そこにうつっているのはあたし。
みんなイヤだよね?
チトセの隣があたしなんて。
チトセも、本当の好きな人はあたしじゃないんじゃない?
でもね、
でもね、一つ言えることがある。
それは、あたしが一番チトセのことが好きな気持ちが強いから!
だから、一つお願いです。
ずっと、あたしの隣にいてください。
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みるく - ルキさん» 続編移行するよん。で、パスワードは前と同じ♪ (2020年6月13日 11時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ルキさん» はーい。 (2020年6月13日 10時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - みるくさん» オッケーでーす。 (2020年6月13日 10時) (レス) id: 3a61ace419 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ルキさん» はい! (2020年6月12日 22時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - みるくさん» できた〜 (2020年6月12日 14時) (レス) id: 3a61ace419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山形みるく&ルキ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/4710/
作成日時:2020年5月24日 14時