44 ページ46
目的地に到着し辺りを伺う
警備の兵が何人かいるくらいで特に脅威となるものは無さそうだ
情報屋から提供された資料を元に作られた侵入経路を頭に思い浮かべながら進む
流石王のお気に入りと言うべきか
館の中は煌びやかな装飾が施されていていかにも金持ちと言う感じだ
これなら人間の2人や3人買う程度の金など端金だろうな
それが奴 隷身分であれば尚更
死ぬまで閉じ込め苦しめて、死んだら継ぎ足す
まるで消耗品だ
遠隔操作の爆弾をしかけながら進む
彼等が閉じ込められている部屋の前には警備が1人居た
部屋の中には通気口やダクトなどがないため、部屋に入るには警備を倒すしかない
もちろんそれに抵抗はないわけで容赦なくに襲い気絶させる
部屋へ入るための出入口は一見すると壁にしか見えない
鍵を開けば自動的にドアが開く仕組みだ
この出入口付近に監視カメラ等がないことは情報屋が確認済み
それは証拠という証拠を減らすためだろう
私が鍵穴を探している間にゾムが先程気絶させた兵から鍵を奪う
zm「見つかったか？」
『いや。』
zm「もう爆破した方が早ない？」
『なんのためにここまで見つからないように来たと思ってるんだ。』
鍵穴らしき穴をみつけこれだな、と呟く
ゾムから鍵を受け取り差し込むと壁が開いて部屋が現れた
気絶させた警備を引きずって部屋に入り、1度扉を閉める
zm「！大先生、シャオロン！」
早速見つけたらしい
そっちはゾムに任せて他の奴らに声をかける
部屋の中は牢のようになっておりひとつの檻の中に２,３人が閉じ込められている
彼等は私たちを見て怯えているように見えた
『よく聞け、今からお前達を外に出す。』
その言葉にざわざわと騒ぐ
と言っても彼等がここから出れるような体力が残っているとは思えないな
予想していた以上に酷い状態だった
私について来るかどうかは彼等次第
『ここから出たいなら私についてこい。いやなら別にいい。
着いてくるのならいつまでも座っていないで立ち上がれ。』
体力はもうないだろうに、それでも立ち上がるのは生への執着か
全員立ち上がったのを見て簡単に作戦を伝える
第1に仕掛けた爆弾を爆発させ、注意を逸らす
第2にできるだけ見つからないに外へ出る
第3に外で待機しているであろう国軍に保護してもらう
その際できるだけ大声で自分達がされてきたことを言うこと
話を進めち行くうちに決心をしたらしい彼等の顔は真剣そのものだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 411人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
詩紀(プロフ) - 上級階級じゃなくて上流階級じゃないっすかね (2022年11月28日 10時) (
レス) @page2 id: 8014baf7d5 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！頑張って下さい！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page43 id: 52f70d6a1c (このIDを非表示/違反報告)
舞太郎 - わお、細かいとこまで繊細に書かれておりますねえーすげー一生ついていくっす作者様のらいの兄貴！更新頑張ってくださいなー (2021年10月7日 23時) (レス) @page33 id: 6f46ea7e84 (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - この話凄く大好きだったのでまた読めて凄く嬉しいです！これからも応援しています！！ (2021年7月17日 0時) (レス) id: 36e14b459a (このIDを非表示/違反報告)
あお - わわ、、、お帰りをお待ちしておりました、、！また貴方様の素敵なお話を読めると思うととても嬉しいです！これからも頑張ってください！ずっと応援しています！ (2021年7月16日 19時) (レス) id: eb48003aef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らい | 作成日時：2021年7月10日 21時
