39 ページ41
em「労働させられていない？それなのに何故早く助けた方がいいんですか？」
zm「労働させられてるやつ先に助けた方がええんやないか？」
a「確かに君たちの言うことも一理ある。けど考えてみて。
労働しない代わりかに彼等は何をされているのか。」
情報屋の問いに彼等は答えを見出すことは出来ないだろう
彼等はこちらの世界を知らなすぎる
今まで奴 隷を持たず、関わらず生きてきたのだろう
暫くの沈黙の後、情報屋が口を開く
a「正解は監 禁と暴力だ。
労働を強要される奴 隷は労働力として扱われる。
と言ってもその労働は過酷なものだからそちらも早く助けた方がいいのは変わらないけど…。
一方でこの2人は今、ご主人様及びその部下のサンドバッグ。
そう、ただのサンドバックなんだよ。明かりがない暗い通気性も悪い部屋で監 禁されながらね。なんで危険か分かる？」
その問いかけにしんぺい神が口を開いた
sn「サンドバックということは人間扱いされていない。
監 禁されているということは、動けんってことだから筋力もどんどん落ちていくやろ。」
その言葉に満足そうにうんうんと頷く情報屋
答えまであと少しだからだろう
手に持っていた資料を置いて腕を組む
os「人間扱いされんってことは碌にご飯も食べれんってことか。手当もされんやろうし…。」
tn「てことは、救出が遅くなれば…衰弱死、若しくは出血死する可能性が高い…。」
トントンがそこまで言うと情報屋がぱちぱちと手を鳴らした
まあここまで導き出せれば上々だろう
まるで授業をしているようだな
kn「なら早く助けに行かんと！」
os「無策で飛び出す訳にはいかんやろ。」
『…私の記憶では隣国も奴 隷禁止だったはずだが、情報屋。』
a「そうだよ。だから、明かりがなく通気性の悪い部屋に閉じ込められてるんだって。」
なるほど
誰にも見られないところでこっそり飼ってるわけか
そこまでしてストレス発散場所を作る必要があったのか？
鬱先生の資料を裏返し、白紙を表にして情報屋に渡す
情報屋はそれをよく分かってないような顔をして受け取る
a「えっと…これはどういうこと？？」
『お前なら知ってるだろう？この2人の居場所。』
a「あー…なるほどね。」
そう言うと懐からペンを取りだしサラサラと何かを書き始める
情報屋が書いてる間に以前買ったティーセットで紅茶をいれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 411人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
詩紀(プロフ) - 上級階級じゃなくて上流階級じゃないっすかね (2022年11月28日 10時) (
レス) @page2 id: 8014baf7d5 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！頑張って下さい！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page43 id: 52f70d6a1c (このIDを非表示/違反報告)
舞太郎 - わお、細かいとこまで繊細に書かれておりますねえーすげー一生ついていくっす作者様のらいの兄貴！更新頑張ってくださいなー (2021年10月7日 23時) (レス) @page33 id: 6f46ea7e84 (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - この話凄く大好きだったのでまた読めて凄く嬉しいです！これからも応援しています！！ (2021年7月17日 0時) (レス) id: 36e14b459a (このIDを非表示/違反報告)
あお - わわ、、、お帰りをお待ちしておりました、、！また貴方様の素敵なお話を読めると思うととても嬉しいです！これからも頑張ってください！ずっと応援しています！ (2021年7月16日 19時) (レス) id: eb48003aef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らい | 作成日時：2021年7月10日 21時
