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「あ、そうだ！これからも顔合わせるだろうし元我々国の幹部さん達に挨拶したいな！」
『…勝手にしろ。』
「やったー！何処にいるの？」
どうせ止めても無駄だろうし、情報屋の言うことも一理ある
彼等がいる食堂の方向を指をさすと情報屋は私に資料を手渡し、その方向へ進んでいく
はあ、と大きくため息を吐き情報屋の後をついて行く
彼等のことだ、突然の訪問者を警戒しないわけない
面倒事が起きなければいいが…
情報屋は躊躇うことなく食堂の扉をあける
中にいた彼等は警戒態勢を取っていたが情報屋の後ろにいた私を見て警戒態勢を解く
「こんばんは！」
tn「こ、こんばんは…？」
「初めまして、俺はアーノア！情報屋やってるよ！」
にこにこと笑いながら手を差し出し、自己紹介をする情報屋
アーノアなんて言う名前だったか？
そういえば初めて会った時そんなこと言っていたな
差し出された手をトントンが困惑しながら恐る恐る握手する
視線が私に集まったのを感じ、ため息を吐く
『安心しろ、顔馴染みの情報屋だ。お前達に危害は加えないだろう。
お前達の仲間を集める依頼も手伝ってくれるはずだ。』
a「そういうわけでよろしくね！早速だけど仕事の話をしようか。」
情報屋は机の上に資料を広げ始める
それは先程貰った資料と同じものだった
こいつ思いつきのような感じで彼等に会いたいと言ったのかと思ったが最初から会うつもりだったな
考えることが面倒になり思考を放棄して椅子に腰かける
彼等は広げられた資料を凝視していた
a「見て分かると思うけど君たちのお仲間の現在分かっている情報だ。」
tn「…そうか、ありがとう。」
彼等はそれぞれ資料を手にして何かを話している
私も持っていた資料を1枚1枚確認する
情報屋調べだと今はまだ生きてる人の方が多いらしい
消息不明は何人かいるが、まあ上出来だろう
暫くして情報屋が口を開く
a「これは純粋なアドバイスなんだけど、助けるならこの2人を早く助けた方がいい。」
情報屋は2枚の資料を手にとり掲げる
その資料は鬱先生とシャオロンという男のものだった
何故、と言いたげな彼等に情報屋は続ける
a「この2人は書いてあるとおり隣国の貴族に奴 隷として捕まっている。
それは君たちも資料を読んだだろうから分かっているね？
問題は彼等が労働させられている訳では無いということだ。」
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詩紀(プロフ) - 上級階級じゃなくて上流階級じゃないっすかね (2022年11月28日 10時) (
レス) @page2 id: 8014baf7d5 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！頑張って下さい！！ (2021年11月22日 21時) (レス) @page43 id: 52f70d6a1c (このIDを非表示/違反報告)
舞太郎 - わお、細かいとこまで繊細に書かれておりますねえーすげー一生ついていくっす作者様のらいの兄貴！更新頑張ってくださいなー (2021年10月7日 23時) (レス) @page33 id: 6f46ea7e84 (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - この話凄く大好きだったのでまた読めて凄く嬉しいです！これからも応援しています！！ (2021年7月17日 0時) (レス) id: 36e14b459a (このIDを非表示/違反報告)
あお - わわ、、、お帰りをお待ちしておりました、、！また貴方様の素敵なお話を読めると思うととても嬉しいです！これからも頑張ってください！ずっと応援しています！ (2021年7月16日 19時) (レス) id: eb48003aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2021年7月10日 21時
