Lady Killer (ページ18)

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その後、部屋から降りてきたジミンと

向かい合ってご飯を食べているが……

お互い気まずいせいか、無言のまま

うぅ……
よく考えたら、年頃の男の子の部屋に
ノックもなしに入るのは失礼だったか…………

｢あの……ジミン、ごめん、ね？｣

｢……え？……何が？｣

私の言葉に、顔をあげたジミン

｢いや……、ノックもせずに部屋に入って……｣

｢え、だってそんなのいつもじゃん｣

｢それはそうなんだけど……｣

今度から気をつけよう……
下手したら、彼女が来てて……って可能性だってあるわけだし

そう考えた瞬間、なんか胸の辺りがモヤっとする

食べすぎた？←

｢次からはちゃんとノックするね。ほら、彼女が来ることだってあるだろうし｣

私がそう言うと、ジミンの表情が曇った

｢……いいよ、別に。どうせ彼女なんて来ないし……｣

そう言って、最後の一口を頬張る

｢そんなのわかんないでしょー｣

ジミンにだって彼女のひとりやふたり、いたことはあるはずだし

家に連れ込んだことだってあるはずでしょ

……遭遇したことはないけど←

｢……ねぇヌナ｣

｢ん？なに？｣

急に声をかけられて、ジミンをみると

何やら言いにくそうに、もじもじしている

どうしたんだろ

あ、もしかしてさっきの誰にも言わないでねって言いたいのかな

そんなことを考えていると

｢……俺実は……まだ、したことないんだよね｣

そう言って恥ずかしそうにしたジミン

｢…………え？｣

思わずじっとジミンを見てしまう

まだしたことないって、何を？

そう聞こうとしたら

｢……そういう雰囲気作るの苦手で……。だからさ、ヌナ、お願い!!雰囲気作りがうまくできるように、練習させて！｣

お願い！と手を合わせるジミン

｢私にできることなら協力するけど……｣

どんな練習？って聞こうとしたら

｢ほんと?!協力してくれる?!｣

食い気味にそう言ったジミン

｢い、いいけど……｣

な、なんか妙にぐいぐいくるな……

｢絶対だからね！あとから、やっぱりナシ！って言うのはダメだから！｣

｢あ、うん……｣

一体何をそんなに練習したいんだろう……