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183話 ページ44

〜椿side〜


あーあいつ本当にムカつくわ!!


せっかく霊力使って私の味方にしたのに、戻しやがって!!

どんだけ苦労したと思ってんの!?



ここの刀剣警戒心強すぎだわ。他の本丸ならとっくに乗っ取られたのに……っ。




三「ーー?」

『ーーー!ーーー。』



あれは……あのガキと…はっ!三日月様だわ!!



本当は三日月様を一番手に入れたいけど…くっ、あんなに楽しそうに話して、私の三日月様なのにっ!

あんなブサイクどこがいいんだが。私の方が可愛いし、何で皆見向きもしてくれないわけ?





椿「あら、三日月様とAちゃん!こんにちは!」ニコッ

『!!つ、椿さん、こんにちは』ニコッ

三「こんにちは…ここで何してるんだ?」



何よ、さっきまで笑顔でこのガキと話してたのに!!




椿「さ、散歩をしていまして!お2人はお茶をしているのね!もうすぐ無くなるそうですし、私が入れ直してきますわ!」


三日月様に触れるのは無理だとしても、茶の中に霊力流し込めば!


バシッ

椿「っ、な、」

『!!?』



扇子…やっぱり私に触れないようにしてるわ…っ。




三「すまぬが、俺は刀剣と主が入れた茶しか飲まぬ。その好意、気持ちだけは受け取ろう……


好意であればな。」




ゾクッ


目を細めて自分を見る三日月様、全てを見抜けるようなその視線に鳥肌が立った。



椿「ゴクッ…も、もちろんですわ?あ、私用事を思い出して、先に失礼しますね!」





くそっ、くそくそっ!!


バレるとは思ってたけど、せめて三日月様だけは味方に入れたかったわっ!!




まあ、鶴丸様と一期様がいるだけでもいいわ。





残りの5日間、どう過ごそうかしら?……ふふ。

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作者名:めい | 作成日時:2020年7月4日 19時

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