幼稚園児の弟と2人でブラック本丸に行きました！肆 (ページ37)

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176話ページ37

和「やっぱり国広だけじゃないようだな」

今「岩融も…」

骨「兄弟たちもおかしい…」

今左文字の部屋で、1部の刀剣たちとA、そして瑠衣が集まっている。

物「僕は、あの見習いの仕業だと思います。」

物吉の言葉に皆頷いた。唯一Aだけが驚いた顔をした。

『つ、椿さんが…ですか？？』

宗「あの人の霊力はおかしいです。それは他の皆も最初から気づいたでしょう。」

小「あの人、霊力を偽ってる…」

誰もが最初から見習いが黒だとわかっていた。だが、その上で今の状況になったということは、100％あの見習いが何かをしたに違いない。

『で、では清光たちはなにかされたという事ですか…っ？』

青「恐らくね…」

『そ、そんな…』

Aは自分に一体何が出来るのかと必死に考えた。

五「ぼ、僕、元のいち兄たちに戻って欲しいです…っ！！」ﾎﾟﾛｯ

信「包丁たちだって、あの見習いが何かしたからあーなったに違いない…っ」

貞「みっちゃんたちは絶対にあんなこと言わねえっ！！」

今「岩融たちも！！あんなひどいこといいませんっ！！」

皆、見習いに一手取られたことに悔しそうにした。

瑠衣は話の内容がよくわからず、ただ不安そうにAを見るだけだった。

三「主、考えがある。」

「「「！！！！」」」

『考え…？？』

三「ああ。１回、皆に主の霊力を送り直すのはどうだ？」

「「「「はっ！！！」」」」

それだ！とでも言いたいかのように、全員一斉にAの方を向いた。

『私の、霊力…？』

石「もしかしたら彼らはあの見習いの偽りの霊力によって惑わされているかもしれない。」

青「もしそうだとして、主の霊力を流せば、上書きするように皆も元に戻るはずだよ。」

Aは理解できたのか、一気に表情が変わった。

『わ、わかりました！！やってみます！！』

果たして、三日月たちの推測は合ってるのだろうか。