REPARO 2 ページ2
ロナルド・ウィーズリーとA・ウィーズリーは双子だったが、性格は全くの別物だった
ロナルド・ウィーズリーは目立ちたがり屋で、臆病な面はあるが、自分の意見を率直に言える、そんな人間だった
対してA・ウィーズリーは大人しめの性格で普段はにこにこと笑い、相手の表情を読み取り、気遣う事の出来る人間だった
そんな真反対の双子でもずっと一緒に居た
周りから比べられたりもしたが、それでも一緒だった
｢Aっ！！遊ぼう！｣
『うん。いいよ』
｢グスッ……えぐっ……うぅっ｣
『フレッドとジョージにやられたの？怖かったね。もう大丈夫だよ』
｢……一緒に寝てもいい？｣
『もちろん。ほら、おいで』
｢ねぇA。僕達ずっと一緒だよね……？｣
『そうだよ。ずっと一緒。僕達は双子なんだから』
八歳の時だった。
ロンがAと一緒に遊んでいると、ロンが階段から落ちた
Aは咄嗟にロンを抱きしめ、自分が下になるように向きを変えた
ドンっという音が廊下中に響く。
その音にモリーが駆けつけると、モリーはロンを抱え上げて泣きながら、怪我しなくてを良かった、と言った
Aはその光景に目を見開いた。
どうしてモリーがロンを最初に抱えたのかは分からない。ロンが弟だからかもしれない。ロンがAの上に乗っていたから咄嗟に抱えたのかもしれない。
でも
その光景に
胸が少し痛んだのだ
｢A！お兄ちゃんなんだから危ない事はさせちゃダメでしょ！！？｣
声を上げて泣くロンを腕に抱きながらAにそう言った。
『……ごめんなさい』
僕は身を呈して守ったのに
僕には大丈夫って言ってくれないの？
違う。これは僕のせいなんだ
僕がロンをちゃんと見てなかったから
そう。僕のせいなんだ
そう……きっと。
きっとそうなんだ。
でもね。
涙が溢れてくるの。
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
