REPARO 12 ページ12
青白い、顎のとがったプラチナブロンドの男の子がそこに居た。
｢そうだよ｣
とハリーが答えた
プラチナブロンドの彼の後ろには二人のがっしりした体付きの男の子達を従えていた
｢ああ、こいつはクラッブで、こっちがゴイルさ｣
｢そして、僕がマルフォイだ。ドラコ・マルフォイ｣
Aの隣でロンがせせら笑いを誤魔化すかのように軽口咳払いをした。
Aがロンの横腹を小突く
ドラコ・マルフォイが目ざとくそれを見咎めた
｢僕の名前が変だとでも言うのかい？君達が誰だか聞く必要もないね。父上が言ってたよ。ウィーズリー家は皆赤毛で、そばかすで、育てきれないほど沢山の子供がいるってね｣
それからハリーに向かって言った
｢ポッター君。そのうち家柄のいい魔法族とそうでないのとが分かってくるよ。間違ったのとは付き合わないことだね。そのへんは僕が教えてあげよう｣
マルフォイはハリーに手を差し出して握手を求めたが、ハリーは応じなかった
｢間違ったのかどうかを見分けるのは自分でも出来ると思うよ。どうもご親切さま｣
ハリーは冷たく言った
マルフォイは真っ赤にはならなかったが、青白い頬にピンク色がさした。
｢ポッター君。僕ならもう少し気をつけるがね｣
絡みつくような言い方だ
｢もう少し礼儀を心得ないと、君の両親と同じ道を辿ることになるぞ。君の両親も、何が自分の身のためになるかを知らなかったようだ。ウィーズリー家やハグリッドみたいな下等な連中と一緒にいると、君も同類になるだろうよ｣
ハリーもロンも立ち上がった。
Aも二人とマルフォイの間に入るように立ち上がった
｢もう一ぺん言ってみろ｣
『ロン、駄目だ。相手にするな』
｢へぇ、僕達とやるつもりかい？｣
マルフォイはせせら笑った
｢今すぐ出ていかないならね｣
『ハリー、辞めるんだ。落ち着いて』
Aが冷静に言った。
マルフォイの方を向き、少し冷めた表情で言葉を放つ
『……悪いが、出て行ってくれないかな。自分の親を馬鹿にする人とハリーが友達になりたい訳が無いだろう。』
｢……ウィーズリー家の中で君が一番マシだと思っていたよ。何にも言わないで、人の言う事を聞くことしか出来ない男の子が居るって聞いていたんだ。これじゃ他の家族と変わらないな｣
｢何だと！！｣
『ロン、辞めろ。気にしちゃいけない』
｢それに、出ていく気分じゃないな。僕達、自分の食べ物は全部食べちゃったし、ここにはまだあるようだし｣
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
