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in.side
困ったな〜この可愛い鈍感ちゃんは。
分からないかな?
好きな人も大切な人も一人しかいないのに
あーあ、今がチャンスだと思ってせっかくの時間を楽しんでるのに、見てるんだな〜。
視線を感じるよ。
そんなに気になるなら回りを振り切ってこっちに来たらいいのに。
「じゃあさ、受け取ってもらえなかったら、山田が貰ってくれる?」
「……」
困った顔して悩んでる。
その顔も可愛いけど、ちょっとショックだな
仕方ない。最終手段だ。
「俺を助けて?」
「助け、……分かりました」
助けてって言えば、君は断れない。
ギリギリの成績だった君を赤点から救った恩人なんだもんね?
(前にそう言われた)
さて、そろそろ行きますか。
「また後でね」
「はい!」
去り際もう一度君に顔を近づけて耳元で「教室で待ってて?」と言えばそんな感情がなくても照れ屋な君は耳を真っ赤に染めて、おまけに甘い香りがする。
裕翔、悪いけど俺が貰っちゃうからね?
回りに愛想笑い振り撒きながらチラチラこっちを気にしてさ。
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