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キラキラボサボサ(ar×ym) ページ18
高校生設定
友達➡光くん
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ar.side
俺には最近気になる奴がいる。
“子”でもなく“奴”だ。
言い方で分かるだろうが、それは男で高校の後輩。
名前を山田涼介という。
何故気になっているかと言えば、そいつのせいで俺の高校生活が邪魔されているからだ。
「またあいつかよ」
「みてみ？女子独り占めだぞ」
廊下に出て窓から外を眺めていると嫌でも目に入ってくるソイツ
前後左右、女子に囲まれて堂々と歩いている
「あいつのキラキラ具合は異常だな」
「くそぉっ……やっぱああいう、王子様みたいなのがいいのかな」
「お前じゃいくら頑張っても無理だ」
「俺だって髪の毛跳ねさせてやればイケメンになるんだよ！」
「雰囲気だけだろ(笑)」
無理でも何でもライバル視するには訳がある
「光には分からないだろうな」
「お前の好きになる子は皆アイツが好きって、ある意味タイプがぶれねえって言うの？」
「どんなだよ」
アイドルのコンサートでしか聞かない歓声を浴びて当たり前の顔をしているチビを(人のこと言えないけど……)
見ていられず壁に背中を預けた
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