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襲撃再び〜主人公サイド〜 ページ45

Σ!?


な、何!?


驚いて目を開けると、姉が壁に押し付けられ、頬に鋭利なナイフが触れられていた。。。


あたしは何故か堀川先輩に抱き寄せられていた。。。


何、この状況。。。


視界に写るその光景に背筋が凍る。。。



【響】『怖くて声も出ないか?』


笑う堀川先輩は姉の頬にあてたナイフをゆっくり動かしている。。。


頬が斬れないギリギリの加減で。。。


怖いはずなのに。。。


姉は先輩をじっと見つめていた。。。


【響】『なんだよその目?

お前、鬼が花嫁を傷つけられないって勘違いしているのか?

鬼が大切にするのは自分の花嫁だけだ。。。まぁ、例外はあるけど。。。』



こちらに視線を向けニコッとする先輩。。。



【響】『A、ちょっと大人しくしてろよ

さっきお前らが話してた内容を後でたっぷり。。。ね』



Σさっきの話を聞いてたの!?



つーか。。。




【貴方】『なんで名前知ってるの!?キモい。。。』


【響】『調べたからに決まっているだろ。。。

俺にそんな口の利き方をするお前は命知らずの馬鹿だ!

そんな事よりも。。。状況を理解した方がいいと思うけど?(神無に視線を戻し)』



再びナイフを動かして始める先輩。。。



【貴方】『Σ!?やめて!堀川先輩!』



必死に堀川先輩に抱きつき止めるように言うが姉の頬には少量だけど血がつたう。。。



傷つけたくなかったのに。。。



【響】『痛い?』


冷ややかに見下ろして質問してくる堀川先輩はどこか楽しそう。。。


人を傷つけるのが楽しくて仕方ないみたいに。。。


【響】『鈍いの?もっと深く切ろうか?

いつまで強がってるつもりだ?

命乞いするなら今のうちだぞ』


【神無】『。。。』



【貴方】『やめて!本当に。。。先輩。。嫌。。』



【響】『なら、Aが代わるか?』



【貴方】『構わない。。。お姉ちゃんを離して。。。お願い!』



【響】『ふーん。。。まぁ、俺がお前を傷つけるわけないけどね』



にっこりとこちらに微笑みながら言う堀川先輩。。。




何?その笑み!?



何か企んでる?




その時だった。。。



【麗二】『何をしてらっしゃるんですか?』



【響】『道案内』



【麗二】『壁に押さえつけ、1人は抱き寄せて。。。ですか?

離れなさい!』




命令する高槻先生に、堀川先輩は考えるように1拍おいてから、あたしの体を離した。。。



安心したのもつかの間。。。

襲撃再び〜主人公サイド〜part2→←姉との時間〜主人公サイド〜part2



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作者名:サユ | 作成日時:2016年2月1日 20時

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