【KZ】君と付き合うまでの十秒間 part．翼

君と付き合うまであと　5秒 ページ6

美門side




はぁ…。




着いた…。




今は、『秀明』っていう塾に着いた。




思ったよりも遠かったな…。




最近、運動してなかったから、体が鈍ってるかもしれない…。




とりあえず、塾の受付に行く。




美「あの…、今日からここに入る美門です。」




受付「あっ、美門さんですね！ 貴方には、『三谷C』という教室で勉強してもらいます。」




三谷C…？




どこだ？




受付「こんなに高得点を取れた生徒は、初めてですよ！」




は、はぁ




受付「もうすぐで授業が始まるので、教室に案内しますね。」





早くないか？





そんな疑問を持ちつつ、着いていく。





.







教室に近くなるにつれて、何か嗅ぎ慣れた匂いがした。





ん？




小塚…？と上杉か？





あ、小塚は秀明に行ってるらしいけど…





上杉も行ってるのか？





でも、黒木の匂いはない…





違うクラス？





受付「もうすぐで先生が来るから、もう少しだけ待っててね。」





受付のスタッフはそう言うと、入り口へ戻っていった。








5分くらい待ってると…




先生「あ、お前美門か？」




先生か？




美「はい。美門翼です。」




先生「たすく？ 漢字は？」




美「漢字はツバサです。たすくと読みますけど。」




先生「へぇ〜、珍しいな。」





黒木にも言われた気がする…。





先生「じゃ、俺が教室に入ったら着いてこい。で、自己紹介しろよ。」




は？




自己紹介…？





先生「おーい、今日から新しい子が増えるぞ。」




「えっ？ 男子？女子？」




先生「男子だ。」





「イケメンかな？」



「どんな人なんだろう？」





…ここまで来たのに、まだイケメンを求めるのか？




とりあえず先生について中に入る。





教室を見渡すと、上杉、小塚がいた。





上杉は何か驚いてるな…。




小塚はニコニコしてる。





上杉に教えてなかったもんな。

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あずきいろ

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