じゅーさん ページ14
貴「いやーびっくりしたよ!うちに来た猫がまさか愛蔵家の子だったとはねー!」
あははは、と笑っているAの鼻先は赤く腫れている
俺たちがドアを勢いよく開けてしまったせいでぶつけたときの傷だ
クロを連れてきてくれたお礼もあるし、ぶつけさせてしまったお詫びもあるし、取り合えず俺の部屋に上がってもらった
健「ごめんねほんと?今度何かお礼させてほしいから連絡先を......」
愛「ふざけんな!お前もうあっち行けよ!」
テーブルを挟んでAの向かい側に座った兄に、持ってきたお盆を落とさないように蹴りを入れた
ギロッ、と俺を睨む兄を無視してAの隣に座ると氷のうを渡して当てるよう促した
貴「ぬおぅっ!冷た」
愛「.....おー、ちょっと我慢だ。...」
事前にリクエストをとるとココアが飲みたい!と笑顔で答えたのでそれと棚にあったお菓子とが一緒にお盆に乗っている
渡すと笑顔で飲み始めた
貴「ぬうお.....糖分.....うまぃ....」
愛「.......よかったな」
まるで一杯ビールを飲んだかのような仕草をするAを知り目にコーヒーを喉に流した
貴「え、まっじか、愛蔵コーヒー飲めるの?」
愛「は?.......そうだけど........確か勇次郎は飲めなかったっけな」
貴「え、ほ、ほんと!?」
愛「おう、ホントホント。前にコーヒー拒否してたから」
コーヒーが飲めないなんて飲むものまでも可愛いのか!私も飲めんが!!
.....とAが騒ぎ始めた
慣れた俺は良いが一方で兄は薄く開いた口が塞がっておらず。驚きを全面に出していた
まあ、そうなるわな
もう一度カップに口を付けるとAは氷のうをお盆に戻して急に立ち上がった
貴「じゃあ今日はここでおいとましますね。お邪魔しましたー」
健「ええ、もう帰っちゃうの?もっとゆっくりしていけばいいのに」
その言葉にAはいやー、と頬をかいた
貴「あんまり長居しちゃうと勇次郎に怒られちゃうからね!........ほんとは入るのもダメっていわれてるんだけども」
愛「相変わらず独占欲つえーなあいつ?まあ俺もAが彼女ならそういっちゃうかもだけど」
貴「あ.......ごめん未来見えたわ......お邪魔しました.......」
一瞬体を震えさせた彼女はその後、全力で腕をこすりはじめた
どうやらあいつの言いつけを破ったら何かあるらしい
分からないけど
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ゆい - 評価つけました!ところで「操」って読み方は”そう”か“みさお”のどっちですか?w (2018年12月1日 17時) (レス) id: f8db7797b8 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - 凛さん» いやあ、あれに勝るイケメンってもうないと思います(笑)でもそう思って頂けたのなら光栄です(´フ`)ゝ (2018年5月16日 22時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 私も「恋をしよう」聞きましたけど、すごいイケメンでイケボでしたよねー!ソーダさんの作品も負けないくらいイケメンです (2018年5月16日 21時) (レス) id: 9ba27b7b63 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - 凛さん» いやあ....凛さんすみません。お詫び申し上げます(_ _)ペコリ (2018年5月16日 0時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - まきびしさん» ありがとうございます。まきびしさん!!いやぁ.....そんなことないですから....全部私の願望ですし。.......でも『恋をしよう』がイケメンでした!!! (2018年5月16日 0時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソーダ | 作者ホームページ:
作成日時:2018年3月26日 16時