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今日はアニメの撮影。
デビューしてまだ1年なのに忙しい。
スタジオに入ると、すみれちゃんがいた。
「おはようございます。すみれちゃん」
す「あ、おはよう、紡祈ちゃん!」
この人は、諸星すみれちゃん。
年が近くて、話しやすい。
デビューした時から仲がいい。
そうやって話し込んでると、天さんが入ってきた。
天「おはよう、紡祈ちゃん!すみれちゃん!」
す「天さん!おはようございます!」
「今日は宜しくお願いします」
この人は、雨宮天さん。
私の初仕事の時に、助けてくれた、良い先輩。
そして、ぞくぞくと出演者が来て、挨拶した。
(あれ、一人来てない・・・)
そう思ってると、ドアの開く音がした。
振り返って見てみると、そこにいたのは──
綺麗な顔立ちが特徴の人。
でも、それでいて、少し可愛い。
その人は挨拶してきた。
壮「今日は、よろしくお願いします!」
「えっと、お願いします」( ˊᵕˋ*)
どういう反応をしたらいいのか分からず、とりあえず少し笑って、挨拶してみた。
すると、天さんが耳打ちしてくれた。
天「紡祈ちゃん、この人は、斉藤壮馬くんだよ」
そう言われて思い出した。
台本に書いてあった主人公の人。
そして、斉藤さんはいつの間にか全員に挨拶を終えて、椅子に座っていた。
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作者名:藍花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3c8fc251461/
作成日時:2018年7月20日 14時