社長令嬢は化石がお好き (ページ3)

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プテラ《…良かったの？》

空を飛んでいると、プテラからそう言われる

『いや、悪かったとは思ってるけど』

思ってないだろ…とでも言いたげに、ため息をつく

プテラ《あとで絶対あいつ拗ねるだろ》

実は、ゾロアークを盾にしたのはこれで４回目

しかも、決まってお見合いの次の日

理由？

化石探しに行きたいから

説教されて時間潰すくらいなら、化石探したほうが絶対にいい

というより

結婚なんて考えてない

化石採掘に行けないじゃん

それは絶対に嫌だ

だから父さんには悪いけど

結婚なんて絶対にしない

プテラ《もう22だろ？いい加減結婚したら？》

『お前は私の敵か、味方か、どっちだ』

プテラ《味方》

じゃあ何で…と言葉にする前にプテラに言われた

プテラ《味方だからこそ言ってんの。俺らはユウの味方。それは絶対。ユウの幸せを願ってる。だから言ってんの。》

『プテラ…』

プテラ《あ、もうすぐ着くぞ》

下を見ると、お目当てのネジ山が見えた

『よし、たくさんとるぞ』

プテラの言葉を頭の片隅に置いて、今は化石採掘に
集中しようと思った

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「おお、＿＿！どうしたんだ？」

「実は、うちの娘が…」

「うちもだよ……！そうだ、いっその事…」

「おお、それは良いな！」

「じゃあ、明後日にでも…」

「わかった。こちらで手配しておく」

【廻る歯車、動きだす運命】