「暗殺者」から「護る側」へと

第１９話 ページ27

今度は何日歩いた?

かなり歩いたのは分かる。休みは一昨日と昨日のみ。

きついが少しはマシになった。

どんどん歩いていたら、街に着いた。

人が居ないのかというくらい静かだ。

途中、看板を見つけたが読めない。

上を見上げると、帝都の王宮よりは小さいが、大きい建物があった。

「･･･ボー･･･ダー･･･?」

マークの真ん中にそう書いてある。

どういう組織なのだろう?

ヴーーーー

「何?」

[門発生、門発生。座標誘導誤差6,38。近隣の皆様はご注意下さい]

いきなり空に大きな黒い穴ができ、見たことの無い生き物が3匹出てきた。

「大きい･･･!何なの?!」

そして、その生き物が足を上げる。

え?死ぬの?

「目標確認。排除する」

そう言い放った男二人があの生き物を殺し始めた。

ひとまず、安全な所に逃げた。

行動が早い。次々と倒す。

3匹を殺し終わった。何なのコイツら。

「なぁなぁ秀次。そこに何かいねぇ?」

私を指差して言う。

「何か居る･･･?･･･近界民か!!」

私の目を見ていった。

え･･･?

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