検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:5,203 hit

ページ9






獪岳は私を担いで自分の寝床に戻ってきたらしい



『ついに獪岳の方から家に……感動するわ』


獪岳「違ぇよ」


『何もそんなに即答しなくても…愛してるぞ』


獪岳「っ、サラッと付け足してんじゃねえ」



やっと愛の言葉を言えた喜びが凄すぎて凄い
けどすっごい眉間にシワよってる獪岳


可愛い



獪岳「お前、なんであんなヤツらに構うんだよ」


『いやぁ、そう言われましてもねぇ』


獪岳「時間の無駄だろ」


『獪岳が良くても私がヤなんだよ』



心底意味不明みたいな顔で見てくるぅ〜



『あんねぇ、私は獪岳が心配で夜も眠れやせんのよ』


獪岳「夜は任務だから寝れねんだろ?つーか俺から言わせりゃお前の頭の方がよっぽど心配だ」


『なんて酷い!でも愛してる!!』


獪岳「うるせーキモイ」



こんな言い合いをしていると話がつい逸れてしまう
主にワーワー言ってんのは私なんだけども



『一旦話戻そう!ッイテテ、なんでそんな強く掴むんだい?!』



取っ組み合って私の肩をギシギシと言わせている手を空いている手でどかそうと頑張ってる



獪岳「…力弱っ」


『はぁーん??』


獪岳「力弱ぇから、鬼殺隊の男に抵抗できねぇだろ」


『いや、抵抗する』



確かに私の方が力は弱いかもしらん
だけども、愛する弟弟子が傷ついてるのをほっとく訳にゃあいかんのよ



獪岳「それでお前もやられたら元も子も無んだよ」


『…心配してる?もしかして』


獪岳「なわけねぇだろ?ただ、お前が抵抗したところでアイツらは変わんねえんだよ!無駄なことすんな」



ちょっとくらい心配してくれてもいいじゃないか…
いや、その前に獪岳には自分の心配をしてもらわねば



『獪岳はまず自分の心配をし((』


獪岳「心配してねえって!!!」


『をよよ、ちょっと落ち着け?!』


獪岳「俺は生きてんだ!」



肩を掴んでいた手に更に力がこもって凄く痛い
挙句の果てに「俺は生きている」とか、何を当たり前なことを……いや、当たり前じゃあないけどさぁ


美顔が近ぇよ獪岳、、勢い余って押し倒す感じ??
私押し倒される感じ???


え、求愛行動???



『いっ、痛い!肩が弾け飛びそうだ!!どんだけ私の事大好きなんだよこの野郎』


獪岳「……は」


『は、って何だい』



一瞬力が弱まって抜け出すことに成功した



『あ''ー、肩痛いから任務行けんわ』


獪岳「…お前のことなんか嫌いだわカス」


『え、』



ピシャリと追い出された





九→←七



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 獪岳
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鷲わし | 作成日時:2022年1月5日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。