十二 ページ13
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ゴンゴンゴンゴンッ!
「早くしろ、柱を待たせるな黙雷!!」
せっかく善逸と鍛錬していたというのに…
『聞こえてるて!!ただいま向かいまァす!!!!
ごめんね善逸、任務入ったっぽい』
善逸「ウン、ダイジョウブダヨ!やっと終わった…」
聞こえてるからな善逸!まぁよく頑張ったね
『適当に過ごしといてねー、じゃ』
善逸「気をつけてね」
『おん』
玄関へ急ぐと、戸が開いていないにも関わらずイライラオーラが伝わってくる
そっと扉に手をかけて開けると、口元の包帯が見え土下座した
『すみません、本当にすみません』
伊黒「実力があっても礼儀がなっていないねお前は、次の柱の候補だというのによくもまぁ」
『すみません…』
お説教されて、その勢いで任務場所に連れていかれた
これって誘拐にならないのかねぇ…
伊黒「なんで俺が…」
『…(すみませんってば!いや、これに関しては私悪くないじゃろがい)』
そんなに言うならほっといてくだせぇよ蛇柱さんよぉ
私は獪岳に会えてなくてもう体力がないんだよ
『あの、私弟弟子に愛を伝えれてないので今から行ってきますね』バヒュンッ
はっはっは!!初めからこうしていれば良かったじゃないか!
私は雷の呼吸の使い手、足の速さには自信がある
いくら柱でも私に追いつくことは難しいだろう!
一応後ろを確認することにした
振り返っても誰もいない
巻けた!
その瞬間、私は壁にぶつかった
否、壁のような者にぶつかったの方が正しい
悲鳴嶼「南無…何をしているんだ?」
『ぁ、ご無沙汰しております悲鳴嶼さん…
すみませんでした本当に』
悲鳴嶼「私は大丈夫だ、怪我はないか?黙雷」
『大丈夫です……何で柱って皆私の名前知ってるんですか?』
素朴な疑問をとりあえず悲鳴嶼さんにぶつかったついでにぶつけてみた
伊黒「簡単な事だ、お前は育たない後輩の中でずば抜けて強いからね。次の柱の候補だと何度も言ってるだろう」
『あー、そうなんですね(汗』
返答してくれたのは悲鳴嶼さんではなく伊黒さんだった
伊黒「ちょこまかちょこまかとつくづく腹の立つ奴だ」
首根っこを掴まれて引こずられる
どんどん悲鳴嶼さんが小さく、いや、普通サイズになっていく
『失礼しましたー!悲鳴嶼さん!!!』
悲鳴嶼「可哀想に…南無阿弥陀仏」
やめてください悲鳴嶼さん、、まだ死にたくないですよ私
けど、悲鳴嶼さんは優しい方だ
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作者名:鷲わし | 作成日時:2022年1月5日 0時