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『をよ、こりゃあれじゃな?触ると痛い葉っぱ』


「分かったところで避けれねえだろ!」


『避けれないねぇ、この数は』



なら捌き斬るまでだね



『雪の呼吸 壱ノ型 雪泥鴻爪』


「ハハッ!呼吸を使ったところでまだまだ数はあるんだ!お前諸共串刺しに……
あ、なんで全部捌けた?まさか柱」


『じゃない』


「じゃあなんでテメェなんかに捌けるんだよ!!
血鬼術 刺枝葉 メギ」



テメェなんかとか失礼な奴だなおい
とか考えていたけどそんな余裕は無くなった


下から柱のような棘が生えてきている
どんどん距離を取られてとりあえず避けるので精一杯



『棘デッカ!!』



止まることを知らないこの血鬼術は避けたら避けた方向へ出てくる
操作は早い、性能も高い


避けているとあっという間に玄関の方まで飛ばされてしまった



『はぁ…雪の呼吸 参ノ型 雪月夜』



自分が回転しながらでかい棘を斬って鬼の方へと進む
すぐに鬼を自分の間合いに入れた



「は、血鬼術 刺枝葉 刺草(いらくさ)!!…?
なんで、視界が回って」


『植物好きだったんだね』



床に転がった鬼の頭に向かって、上から話しかけた



「き、斬られたのか?馬鹿な!」


『いや、斬ったよ。地獄で早いとこ懺悔しな
じゃあね』



あ、玄関の女性は?大丈夫かな、巻き込んでねぇかな


玄関に向かう足を早めた




『お待たせしてしまいすみません!怪我は…あ、すぐに病院にお連れします。さぁ、背中へ』


「いえいえ!一瞬で出てこられたので待ってませんよ!本当に助けていただいてありがとうございます!
この恩は忘れません」



そう言って泣き出してしまった女性にあたふたする
ど、どうすれば



『こ、これが仕事なので。今後何かあったとしても私が必ず助けに行きます、安心してください』


「ありがとうございます!」



私よりも少し背の高い女性を背中に乗せて、近くの病院へと向かった


人の役に立てて良かった








病院について、女性を降ろす



『歩けますか?』


「はい、ここからなら大丈夫です!羽織ありがとうございました」


『いえいえ、貴女が元気になってくれることを願っています。では私は失礼します』



頭を下げて病院から自分の家に飛んだ






『はぁ〜、いい事した気分じゃのう』



夜が開けそうな空に独り言を呟いた
刀持ってるから色々言われるけど、あの人は本当にいい人だったな




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作者名:鷲わし | 作成日時:2022年1月5日 0時

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