11 ページ12
月永SIDE
おれはまた、Aと部室で二人きり。
無言で作曲をする。
Aのことが気になりすぎてインスピレーションも沸き上がってこなくなったのに、
ペンをカリカリと進める。
心なしの曲だ。
月「…なぁ、お前の好きな人って誰だ？」
っ！！き、聞いちゃったぞ！聞いちゃったぞ！
すると、Aは顔を林檎のように赤らめた。
可愛い。
「…だ、誰だと思いますか？」
誰か？
なんとなく分かるよ。
セナだもんな
月「…まぁ、なんとなくは分かるけどな！」
「そ、そ、そうなんですか、そーいうレオくんは誰なの？」
月「え」
「ぇ？」
あ、あれ？おれの好きな人？
おれの好きな人なんて興味あるのか？
お前だよ。
今、おれの前で可愛くおどついている
Aが好き。
けど、そんなことは言えない。
月「…お前が教えてくれたら、教える…」
おれは、照れ隠しにどんどんと嘘を吐いた。
月「まあ別にそんなにお前の好きな人が気になる訳じゃないけどなあ！？おれは別に別に…」
バカ！おれのバカ！！
天才だけどこーユー時って本当バカ！！
するとあいつも対抗してきて言った。
「…まぁ、精々フラれる事を祈りますよ」
ガーーーンッ！！！
おれのは照れ隠しだけど、Aのは本気っぽかった。
そしてまた、おれは嘘を吐く。
月「お、お前も…フラれろ！いや、別にお前が好きだからって訳じゃないからな！勘違いするなよ！おれはお前なんか嫌いだからな！！」
嘘だ！嘘だ！！
大好きだー！！(泣)
…もうやだ。おれなんか大嫌い
「わ、私だって嫌いだもん！す、す、好きなわけないからね！！バーーーカ！！！！」ﾀﾞｯ
バーーーカ！！！！って、可愛すぎだよ
てゆーか完全に嫌われたな…おれ。
作曲ところじゃない。
…よし！今度の体育祭で、
Aを振り向かせるしかない！！！
…見てろよ
おれは必ず、
Aをおれのものにしてみせるからな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
AsaHina LEOP - 吹雪さん» コメントありがとうございます！どうなるかはお楽しみです♪更新、出来るか分からないので他の作品でも読んで下さると嬉しいです、応援ありがとうございます！ (2019年3月27日 0時) (
レス) id: bb922c1436 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - この小説スッゴい好きです！王様に頑張ってほしいけど、やっぱり瀬名さんにもあきらめないでいてほしいですね。あと、王様が千秋さんのことが好きなんだと勘違いするところとか最高です！！更新頑張ってください！ (2018年1月6日 0時) (レス) id: 9e2b856062 (このIDを非表示/違反報告)
AsaHina LEOP - プリンさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです！！(泣)他の作品も読まれてくださってるんですね！！楽しんでいただけて何よりです！応援ありがとうございます！！精一杯頑張ります！！ (2017年11月15日 16時) (レス) id: 6e2f90de97 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - この話とっても面白いです！（≧∇≦）私貴方の作品大好きです！「俺のインスピレーション受け止めて？」も、「うちの王様がキス魔な件」も読ませて頂いてます！この作品早く見つけられなくてごめんなさい。(＞人＜;)これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月15日 1時) (レス) id: e5258e5310 (このIDを非表示/違反報告)
AsaHina LEOP - コメントくださーい(泣) (2017年11月10日 16時) (レス) id: 6e2f90de97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：失格人間。 | 作成日時：2017年10月17日 20時
