無口8 ページ9
・
『五条』
悟「ん?」
現場の確認をしに来た五条にあの事を話す
あの後もう一度残穢を確認したがあの子で間違いないだろう
接触しておけばよかったか…
『……私は先に帰る(憂太くんに今のうちに色々と教えなければいけない、先に帰るけど許してくれ可愛い五条)』
悟「うん、ありがとう」
怪我をした2人の治療が終わり、各自自習となった
棘くんは真希さんとパンダくんと一緒に外に出たが、憂太くんには特別授業がある
ごめんね憂太くん、青春を奪って…
『…怪我は大丈夫か』
憂太「あ、ハイ。お陰様で…」
『そうか(良かった、傷が残らなくて…)』
私の正面の机に座っている憂太くん
里香さんは得体が知れない
今は大人しい、、憂太くんの手中にいるようだ
だが、以前の小学校の被害を見てもかなりの強さだということは分かる
下手すれば私や五条でも負けるかもしれない
里香さんは一般家庭の人間
ここまで莫大な呪霊になるとは……
憂太くんに何かあるとしか考えられないな
『憂太くんには一応、色々な種類の術式について覚えてもらおう』
憂太「分かりました、頑張ります」
『まず、君と同じように物に呪力を込めて使うもの
私もこれだ。注意することは一気に呪力を込めすぎないことだ。器が持たない。とりあえず感情任せの攻撃はしないことだ』
私の説明が理解でき…できて……
『難しいか?』
憂太「まぁ、、」
『人間の負の感情から呪いが生まれる。イコール感情が昂るほど呪力は大きくなる』
憂太「なるほど」
お分かり頂けた
良かった
それから授業を進め、時間がきた為終わりにすることになった
片づけをしている憂太くんと少し雑談をすることにした
『私の家の家紋はな』
憂太「?はい」
『普通と違って10個の紋が組み合わさっているんだ』
憂太「10個…」
分かりやすいように黒板に描く
ほんとに私前世で何やらかしたんだっていう家紋だ
描きなれた私は5分後に適当なのを完成させた
『時間を食ってすまないな、こんな感じだ。愉快だろ』
憂太「なんかごちゃごちゃしてますね、すごい
何が入ってるんですか?」
『全部術式の影響でな、日 月 雪 波 雲 傘 雷 蛇 梟 狐
だな』
憂太「あ、これ狗巻くんの」
『これは蛇、蛇の目だ』
まぁ、色々な家の家紋を覚えるのには最適だろうな
使えたら使えと言って教室から出た
仲良くなれたかな
憂太「使う場面、、どこ?」
・
77人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鷲わし | 作成日時:2022年2月13日 23時