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無口7 ページ8





棘『捻れろ』



棘くんが呪言を使うも、連続で使った影響もあり腕のみが捻れた


棘くんが地に膝をついて咳込む



『2人とも、(傷つく姿を見たくないから)一旦引け』


憂太「はい!」



憂太くんに棘くんを任せ、この毛むくじゃら呪霊を祓おうとした



『!!(反対側に1級、下手すれば特級相当の呪霊…
まさか、、り担いだ金太郎。)』



…私は馬鹿なのか?何がまさかり担いだ金太郎だ


今の2人に1級は確実に祓えない
私があちらに行かなければ


「ゾンバ」される前に棘くんと憂太くんがいる場所へ飛んだ



『2人とも、こちらは任せた』


憂太「え?」


『反対側に1級呪霊がいる、私はそちらへ向かう。すぐに戻る』


棘「しゃけ」


『いいか、絶対に相手から目を離すな。足を止めるな』



棘くんは1級の存在に気づいたはず
2人には少し荷が重いが準1級は頼んだ



憂太「(速っ、もうあんなところまで…)」



呪霊が追ってこない
里香さんの影響で寄り付かないということもあるが、そういう訳では無さそうだ


気配を消すのが上手い呪詛師、誰かの手中にいるように追ってこない呪霊


五条に報告だな



『(世話のかかるヤツめ)』


「ネェ、な ナンデダメナの?ドコガ悪カッた?」


『(振られた人の気持ちは残念ながら分からない。すまないが祓う)気候そ…!!』



足と手を掴まれ固定された
動こうにも動けない



『チッ、(ポマードとか言えば消えるかな…)』



ポマードは対口裂け女用だから効果はないか
まず呪霊なんかファブったら消えるでいいんだよ



『気候操術式神1番 狐』


狐「…」



私の横に出てきた狐
ターゲットを睨んでいる
タイミングを見計らって指示を出す



『行け』



呪力出力を上げ、狐がターゲットを燃やした
拘束が解け呪霊が祓えた為急いで2人の方へ向かった



憂太「狗巻くん!!」



憂太くんが喉薬を棘くんに投げ、それを空中でキャッチし飲みほす棘くん


「ゾンバ」をバク転で避けた棘くん
運動神経いいな



棘『潰れろ』!!!



「ば」と言い残して祓われた呪霊
2人はハイタッチを交わし笑っている
いい青春だ



『2人共』


棘・憂太「「!!」」



びっくりしている2人の頭に手を置いた



『よく頑張ったな、ありがとう』



自然と笑みが零れた
後輩も、幸せそうな後輩を見るのも好きだ



憂太「い、今!」


棘「こんぶ!」


『さぁ、帰ろう』



呪力を込めて一蹴りすると帳は破れた



棘・憂太「「(強っ)」」




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作者名:鷲わし | 作成日時:2022年2月13日 23時

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