無口1 ページ1
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随分と尖った子が来たと、五条から連絡が入った
なんでも、同級生4人?3人?をロッカーに詰めたとのこと
秘匿死刑が決定されたが今までの術師は皆返り討ちにあった
そして五条がその死刑を保留している状態
今回はその監視役…まぁ、特別教師をするらしい
ちなみに五条からの依頼
悟「嶺凰さぁ、学生の時よりも口数減ったんじゃない?」
『さぁ』
悟「いや、これは確実に減ってるよ」
私の学生時代を知ってる人間の中の一人、五条悟
彼は現代最強の術師
悟「今から乙骨憂太と里香ちゃんの特別教師なんだから〜、テンション上げて!嶺凰にしか頼めないんだ」
『別に(断るつもりなんてない、可愛い後輩からの頼みだし)』
その乙骨憂太くんと里香さんがいる部屋の前に来た
中から感じる異様な気配
これが特級過呪怨霊 祈本里香か
事前に資料を貰っていたが、中々の異例だ
術師と関係ない血筋の女の子がここまで莫大な呪いになるなんて…すごく大変だ
悟「入るよ〜」
憂太「…はい、っえ?だ、だ、誰?!」
私を見るや否や、急にテンパりだした乙骨憂太くん
悟「この人は君専属教師をしてくれる人!悪く言うと監視役だけど、この人は優しいし君のことを理解しているから安心してね!!」
憂太「(え、全然安心できないよ!目、目が死んでるし
威圧感凄いし…優しい?!)」
『雪乃波嶺凰だ(君すごく可愛いね、一瞬食べていいかな?)』
憂太「よ、よろしくお願い、します…」
気の弱そうな少年だな、大丈夫なのか?
まずとても貧弱そうだ
悟「嶺凰はこの子に呪術や呪力について教えてくれればいいから」
『あぁ(、なんだただのご褒美か)』
普通に話す私たちを見てギョッとした目を向ける乙骨憂太くん
憂太「でも里香ちゃんがいつ雪乃波さんを」
悟「そこは安心して、嶺凰死ぬほど強いから」
憂太「え?」
悟「まぁ安心して、ほら今日から新しい学校だよ?」
床に転がっているナイフだった物らしき物
綺麗に結んであるなぁ
五条はこの状況でもテンションを上げて欲しいようだ
私は可愛い子の専属教師ができるから結構テンション上がってるぞ
憂太くんは「誰も傷つけたくない」と言って学校に行くのを躊躇った
だが、五条が「一人は寂しい」と、「使い方次第で人を助けることができる」と言った
確かに一人は寂しいよ、憂太くん
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作者名:鷲わし | 作成日時:2022年2月13日 23時