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「、、んん、、、」
ここ、どこだ、、?
たしか僕、あの人から逃げるためにもりに入ったはず、、そうだ、石が、ピンクの色した石が光ったんだ。
もしかして僕、捕まった、、、?
「あ、起きた?」
だれ、、?あの人の部下の人?
これから僕殺されるの?近づいてくる、いやだっ、、殺されたくない、、、!
「はぁ、はぁ、、っはぁ、、はぁ、、」
あれ、息ってどーやって吸うんだっけ、、
「っ、落ち着いて。ゆっくり息を吸って。俺は君に何
もしないから、」
同じ部屋にいるその人は、あの人の部下の人にしてはとても優しい声で、だんだん息がちゃんと吸えるようになってきた。
「はぁぁっ、ふーーっ、ふーっ」
「ごめんね?怖がらせちゃったみたいだね。」
こんなにも僕のことを気にかけてくれるこの人は、ほんとうにあの人の部下なんだろうか。いや、きっとあの人の部下なんだ。結局みんな僕のこと、裏切るんだ。信用しちゃダメだ。
どこか分からない場所と、目の前の人間に恐怖を抱いた僕は、ああもうあの人に染まってしまったんだなと感じるには十分で。
でも、
「俺、下にいるから、落ち着いたら声掛けて。
この世界のこと、話しておきたいからさ!」
その人は、僕に何もせずに部屋を出ていった。
..."この世界のこと"?
ここはあの人のものじゃないの、?
もしかして、ぼく、もう死んでる、、?
小さな期待を抱いてしまったからには、確認しないわけにもいかなくて。
とりあえず、さっきの人のところに行かなきゃ。
どうかここが死後の世界でありますように。
そう願いながら、僕は部屋の扉を開けた。
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作者名:光音 | 作成日時:2021年9月1日 22時