Like a fairy tale... (ページ4)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:6,078 hit

・ページ4

side cn

部屋を出ると、下に繋がる階段が1つ。
僕がいたとこは2階だったんだ、それより、2階に部屋が4つもある、大きな家だな。

あの人の家だったら、それくらいの大きさになるよね、、

...はは、またあの人のこと考えてるや。好きでもないのに。

「あ！！降りてきた！！大ちゃん降りてきたよーー！！」

階段を下ってると、背の高い人が大きな声で叫んだ。

「ゆーとうるさいって！怖がっちゃうだろ？
...ごめんね？少しは落ち着いた？」

さっきの人もいる。"大ちゃん"っていうのかな。

cn「..大丈夫です。ありがとう、ございます」

「そっか！なら良かった！
ちょーどこれからご飯食べるから、こっちおい
で？詳しいことはご飯食べながら話すからさ」

ご飯、？僕が一緒に食べていいんだろうか？
でもご飯が出てくるってことはここは死後の世界じゃないのかな？

「とりあえず、ここ座りな？」

さっきの背の高い人に導かれ、そこに座っていると、僕の周りには7人もの人が集まってきた。
しかも全員男性。いや、ちょっと分からない人もいるけどさっき"僕"って言ってたし。

「「「「「いただきまーす」」」」」

目の前に出てきたオムライス。

僕なんかが食べていいんだろうか。

「ねえねえ、早く食べないと隣の怪獣に食べられちゃうよ？」

前に座ってる背の高い人から突如言われた瞬間。

「え？！食べていいの？じゃあいただきま「ダメに決まってるでしょ！」うぅ、ガマンします、」

"大ちゃん"て人が隣から僕のオムライスを狙ってたみたいだ。
てゆうか、食べ終わるの早くない？

「ね？とりあえずは食べないと。不安だろうけど、話はそれからに、ね？」

食べないと話が進まなそうだし、目の前に出されたらお腹も空く。

cn「い、ただきます」

っ、ご飯ってこんなに美味しかったっけ。

「あ！光くんが泣かしたあー！」

「なんで俺のせいになるんだよ？！」

「えーだって光くんのオムライスが美味しかったからでしょ？」

「っ美味しかったなら良かったけど」

こんなにあったかい空間も久しぶりだ。

1ヶ月前には当たり前に過ごしていたはずなのに。

cn「っすみません、ほんとに美味しいです、」

「そっか、良かった」

「じゃあそろそろ、話さなきゃね」

....そうだった。まずここがどこか知らないと。