1.プロローグ ページ2
【回想】
日光が燦燦と照り付ける昼間。何の変哲もない平和な街に爆音が響いた。
『――――へえ、好戦的だね』
ピンク髪の少女が不敵に笑うと金髪の少年はニヤリと口の端を持ち上げながら応える
「てめえから仕掛けてきたんだろが」
経緯を説明すると、ピンク髪の少女――――先見リンカが道を歩いていた金髪の男にいきなり襲い掛かり、驚くべきことに彼女の攻撃を反射神経で防いだため、リンカが彼に強く執着し、今に至る。
金髪の少年から見ると完全にヴィランである。
金髪の少年が繰り出した爆発を避けながらリンカが攻撃を繰り出すが、彼のタフネスさに体力が底をつきそうになる。
その時、怒号が響いた
「そこの二人!今すぐ攻撃をやめなさい!」
どうやら爆音を聞きつけた警官が駆け付けたようである。
その声を聴いたリンカは、『やべっ』と言い、金髪の少年にニコリと笑いかけると、手を振りながら路地に走り去っていった。
「…何だったんだ…?あのヴィラン…」
「君、大丈夫かい?」
「ッス…」
金髪の少年は息を荒くしながらリンカが去っていった路地をぼんやりと眺めた。
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うつろ - 間違ってたらすみませんこの主人公の能力って炎炎の消防隊の因果春日谷ですか?この小説を読んでなんか似てるなーと思った程度ですが、、、 (3月4日 1時) (レス) id: 5e73a8033c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2024年3月2日 23時