飴玉と悪戯 3 ページ16
英語で表すならBomb!かな｡
でもちょっと違うか｡
英語って日本語ほど擬音が多くないから思いつかないや｡
音と共に白い煙に包まれてびっくりしなかった訳じゃない｡どこも痛くないことには安心したけど｡
煙が晴れて皆の顔が見えた｡目を見開いて驚いている｡
自分の格好を見下ろしてみた｡
なんだか着ていた服がずり落ちている気がする｡肩の辺りもスースーする｡袖も一気に伸びてしまったみたいだ｡
これらを合わせて出た結論は、自分が小さくなったらしいということだった｡
あ、さっきの説明が途中で止まっていた｡
「で、さっきの続きなんだけど｡日本は文法重視だからコンマは入れないといけないんだよ｡めんどくさいよね…聞いてる?」
小塚の前で軽く手を振ると、ハッとしたようにその手を掴まれた｡
聞いてはいなかったみたいだが、大丈夫そうだ｡
うん、よかったよかった｡
「ええええええ!?」
皆が一斉に大声を上げるからビビった｡
肩にかろうじてかかっていた服の襟部分がその反動で腕の方まで落ちてきてしまった｡
「待って待って待って、大丈夫なの!?」
「痛いところはないか!?」
「そもそもこの子Aなんだよな!?」
「私達のこと分かる!?」
「自分の名前言える?」
え、何をそんなに焦っているの?
私、小さくなっただけだよ?
あと小塚、そろそろ手を離して｡痛い｡
周りが慌てているおかげか、かえって私は冷静になっていた｡
「AA、12歳｡痛いところはない｡アーヤ達のことは分かるし、記憶もある｡他に何かある?」
私が淡々と答えたからか、少し落ち着いたみたいだ｡
やっと手も開放された｡
若武が1つ深呼吸をしてから口を開く｡
「取り敢えず大丈夫そうだな｡でもA、お前今、12歳には見えないぞ」
「ん?」
「うーん、いくつくらいなのかな?滑舌はしっかりしているけど」
アーヤがそう言ったことで、私と皆の認識が違うことに気づいた｡
もしかして私、小さくなったんじゃなくて幼くなっているの?
え、縮んだ訳じゃないの?滑舌うんぬんってことは見た目が幼児になっているの?
待って｡今、頭に思い浮かべている姿は、いつもの私の身長が低くなっている姿なんだけど｡
どうしよう、混乱してきた｡
今の自分の状況を確認したい｡
「若武、鏡見たい」
「ああ、鏡なら洗面所にある｡立てるか?」
若武が手を差し出してくれたから、素直にその上に手を乗せた｡
あ、若武の手、大きい｡
私の手は小さい｡
立ち上がると、着ていた服が落ちた｡
Tシャツ以外、下に｡
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futureblue�鏡�(プロフ) - ももかさん» コメントありがとうございます｡続編希望はとても嬉しいのですが、こちらの作品で申し上げた通り、また先程伝えさせていただいた通り今後KZの小説を書く予定はございません｡ご期待に添えず大変申し訳ありません｡ (2019年8月9日 11時) (
レス) id: 495c86097b (このIDを非表示/違反報告)
ももか - 続き作ってほしいです！この設定のままで、お願いします！オチは黒木君がいいです！おねがいです！作ってください！お願いしまーす！ (2019年8月9日 11時) (レス) id: 6d5901c79c (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - 奈都さん» なのでここできっぱりとおしまいにすることに決めました｡応援してくださり、本当にありがとうございました｡占ツク自体には生息しているので、どこかで見かけた際に声をかけてもらえたら嬉しいです｡ありがとうございました!長文失礼致しました｡ (2018年12月12日 18時) (レス) id: 5dfeb6ba3e (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - 奈都さん» コメントありがとうございます!上からだなんてとんでもない、本当にありがたいです｡奈都さんは確か自転車時代からコメントをいただいて、嬉しかったのを覚えています｡にわかの私がこれ以上KZの小説を書いても、原作のイメージが崩れてしまうと判断しました｡ (2018年12月12日 18時) (レス) id: 5dfeb6ba3e (このIDを非表示/違反報告)
奈都(プロフ) - 完結おめでとうございます。ずっと応援してきてよかったなと思える作品でした(上からに感じられたら申し訳ないです)。もうkzの小説は書かれないのですね……寂しいです。素敵な作品をありがとうございました。またいつかお話できたら嬉しいです。 (2018年12月10日 22時) (レス) id: 98247bbc9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：futureblue�鏡� | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2018年9月26日 19時
