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19piece ページ19

「はい…?」


やべ、いまので伝わってるわけないよな。

伝わってたら天才だわ。


「大ちゃん、はやく言いなって」


ウリウリーといのちゃんは焦る俺を急かす。


「えっと、あの写真は、やっぱり俺なんじゃ、ないかな、って…」


一生懸命、ゆっくりと言葉を探して(人1)さんに伝える。



「えぇっと、その…」





(人1)さんは戸惑いだした。やっぱり言えないことなのかな…

少しくらい、教えてほしい。俺のことだから。





「あ、(人2)!またどっかいってたの?僕との約束すっぽかさないでよね」



「っ!…ゆーり」


(人1)さんはどこか安心したような顔をして『ゆーり』をみた。



「あれ、またきみたち?(人2)になんのようかしらないけど、帰ってね。じゃあ」







バタンッ






勢いよく扉をしめられる。






「感じわるー。かえろうぜ、大ちゃん」




「う、うん…」






一体、あのゆーりという男は何者なんだろう…?



あの人も、口調が僕だった…

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作者名:白雪姫 | 作成日時:2016年8月11日 15時

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