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「あー、あの、先輩?
……少し、質問しても良いですか?」
恐る恐るといった主口で聞いてきた聡くんを、
謎に思いながら私は頷く。
「えっと、その…
せせせせせ先輩って、
す、すす 好きな人とか いぃ、いるんですか!?」
凄い、吃ってるよ聡くん。
しかも顔が赤い……
「何で?」
「え、いや、その……
こ、告白した身としては き、気になるんです!」
そ、そういうもの なんだ……
聡くんが 告白 って言うから顔が何か熱い……
…………好きな人 かあ………
正直、恋ってものが よく 分からないんだよね……
「いないよ。」
そういうと、見てわかるほど安心したような顔をする聡くん。
肩に入ってた力が抜けたのがよくわかった。
「よかった!
じゃ、俺にもまだ チャンス はありますね!!」
「っ、チャンス って……」
「はい!!
俺 諦めませんからね!!」
拳に力を込めていう聡くんは、
かっこよく 思えた………
意の篭った強い瞳は、
見ていて吸い込まれそうになる。
そして、疑問が生まれる。
「聡くん、
私からも質問、良い?」
「? はいっ!」
「…答えたくなかったら、大丈夫。
あのね、
どうして聡くんは、私の事を好きって言ってくれたの?
……私は運動も良くないし、頭も良いって胸はれる程でもない。
これっていう 取り柄も、そんなにないし、
だから、
そんな私のどこを好きになってくれたのか 分からないの。」
私は思ったことを伝える。
無理矢理は嫌だけど、知りたいの。
「……俺が、先輩を好きになったのは…」
聡くんの口が開いた。
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Trace(プロフ) - アヤノさん» ありがとうございます。今の所、考えてはないのですが、そう言ってもらえると嬉しいです* 頑張ります! (2017年1月6日 21時) (レス) id: 792a649ac0 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ - この作品の、続編とか出ないでしょうか。また、新作楽しみにしています。 (2017年1月5日 17時) (レス) id: c68f5a1f6e (このIDを非表示/違反報告)
白亜兼Trace(プロフ) - いー♪さん» ありがとうです!新作頑張ります! (2016年4月16日 11時) (レス) id: 24e77774db (このIDを非表示/違反報告)
いー♪ - 完結おめでと♪ サイコーだった♪ 新作、楽しみにしています( ̄^ ̄)ゞ (2016年4月16日 6時) (レス) id: 1f232b45f6 (このIDを非表示/違反報告)
白亜兼Trace(プロフ) - 如空さん» モカ、ありがとう! 大好きだなんて恐れ多いよっ!嬉しい^^ 新作、パロディが終えたら公開できるよう頑張るね!まずはパロディ、、、笑 本当にありがとう! (2016年4月15日 23時) (レス) id: 24e77774db (このIDを非表示/違反報告)
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