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髑髏が一個 ページ2

貴『うん、美味しくできましたっ。』


私は今、お客様にお出しするアップルティーの

試飲をしています。



貴『お兄様とお2人、喜んでくれるでしょうか…』




鮮やかな模様のティーカップとティーポットを

お盆の上に乗せ、3人の元へ運ぶ。





私の言うお客様とは、太宰さんと、フョードル

さんの事。




初めて会った時は驚いたけれど、

今ではほぼ毎日此処(骸砦)に来てくださる。





貴『お待たせ致しました!アップルティーです!今日のは自信作ですよっ!!((ニコ』




澁「何時も済まないね。」



貴『全然大丈夫ですよ!お兄様!』



太「Aちゃん。毎日有り難ね。
ねぇ、Aちゃん。」




貴『はい?』




そう言うと、太宰さんは徐に席を立ち、私に

抱きついてき、




太「いつになったら、Aちゃんの事、
食べさせてくれるのだい?」



と、耳元で囁いてきた。




貴『ひゃぅ…あの、えと……』




澁「太宰君、いい加減にしたまえ。
おいで、A」


貴『わわっ、お、お兄様?』


引っ張られたと思えば、目の前にはお兄様の胸板。




ド「僕からしたら太宰くんも、貴方も変わりませんよ。」




ドストエフスキーさんは、丁度、背中のライン

を指でなぞってきた。




貴『ひゃあっ/// あ、す、すみませんっ。
変な声出してしまって……っ///」





澁「何時からそんな色気を含んだ声を出す様に
なったのだね。もっと早くにそういうコトしておけば…」




太「Aちゃんのハジメテを奪うのは、
この私さ。ねー、Aちゃーん。」





貴『え?ハジメテ、とは?』





ド「気にしなくていいですよ。
でも、Aさんの伴侶となるのは私という事で。」





骸砦では、此れが日常です。

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作者名:のぶめ | 作成日時:2019年3月21日 1時

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