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気持ちちょっとだけ◆13.07.14 ページ35




車の中のテレビでやってる、朝のニュース。
最高気温35℃って、マジかよ…。

まあ雨が降らなかっただけ、マシ。
俺の隣では、人1がげるたんと一緒に、
撮影の流れを確認してくれてる。

一人増えて、気持ちちょっとだけまたうるさくなったむすめん。
ジャンボタクシーにみんな一緒に乗り込んで、
セカンドシングルMV撮影のために、ビーチに向かっている。



「あー!海見えてきた!あーヤバい!暑いー!海の匂いすんだけど!」
「ちょっとみたん!熱風入ってくるから窓開けんといて!」
今日も長袖ののっくんは、スパン!って窓を閉める。
ついでにカーテンもシャッ!て閉める。
とみたん曰く、のっくんがこの世で一番嫌いなものは、日光と、弱冷房車。


ビーチに降り立って、みんなで伸びをする。
人1は一番最後に降りると、後ろの荷台のほうに走ってった。

荷台には、MVで使うスイカやら、水鉄砲やら、ビーチバレーのボール、みんなの着替えとかが入ってる。
「Aー?荷物下ろすのー?」
「うん!海の家の中に!」
そう返事が帰ってきたから、俺も後ろに向かう。

後ろの扉を、人1が開けたのが見えた。
中のスイカが、急に飛び出して来たのも。

「うわっ」
慌てて人1がそれをキャッチする、
ことができる重さじゃなくて、

「A!あぶないっ」
人1はバランスを崩して、
人1のお尻は、スイカと一緒に地面に衝突した。

「あーっ!!」

真っ二つになったスイカを見て、声が揃う。
何何?ってみんなが様子を見に来る。

「わ!スイカ割れちゃったのー?」
「やばっ、誰かビニール袋か何か持ってない?」
バタバタしだすげるたんと二番くん。

「…二人で一足早く、スイカ割り実践しちゃったかんじ?」
とみたんが首を傾げる。
スイカ割りの木の棒が、荷台の中からコロコロと落ちてきて、
コツン、ってAの頭の上に当たって落ちた。
「いたっ」

「みんなさぁ、スイカより先にAちゃんの心配しいや!Aちゃん?怪我ない?」
尻もちをついたまま唖然としていた、
人1の手を取って、立ち上がらせるのっくん。
さすが紳士。

「ごめんなさい……どうしよう」
人1は真っ青。
あんまり失敗したことないからかも。
「もう一回買ってくるしかじゃん?」
俺が言ったら、そうだね、って頷く人1。

のっくんは、Aの頭の上をさすった。
「まあ、まずはママの車到着するまで待とっか…あはは、そんな困った顔せんといて!スイカなんて落としても洗ったら食えるって、Aちゃん?のっくんが一緒に買いに行ったるよ」

エゴサ勢◇13.07.14→←最後にならなきゃ◇13.06.08



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ひな(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!!申し訳ありません、うっかり忘れてました…(_ _)更新頑張ります、よろしくお願いします…! (2018年10月7日 19時) (レス) id: 81ab03c3d0 (このIDを非表示/違反報告)
- 楽しみにしてます!これからも更新頑張ってください〜!あ、あと(人1)の変換ないので作るか全て(名前)に統一して下さるとありがたいです! (2018年10月7日 16時) (レス) id: aa9580c9fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2018年10月6日 5時

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