謝ること◇13.04.29 ページ20
リハが始まるギリギリまで、
関西組ととみたんが、楽屋で歌詞を考えるのを手伝ってくれた。
それと。お母さんにお願いして、Twitterで先に、
ケースケ先生の代わりにちょっとだけ私が出るって、公式からお知らせしてもらった。
ブーイングが怖くてちょっとだけエゴサしたけど、
楽しみです、って言ってくれる人がいて、少し安心。
「えと…あおいくんとシンメの歌詞にしたらええんちゃう？」
ぷんちゃんは歌詞カードを読み上げた。
大きな瞳がチャームポイント
激しいダンスがギャップです
周りの踊り手メロメロ
大人ってチョロい
「シンメねぇ…まあ双子だしね！例えば？」
とみたんが頬杖をつく。
「Aちゃんも目はおっきいし…Aちゃん歌上手やから、大人顔負けの歌がギャップです…とか…あかん！字余りや」
「まあ、二文目は歌のこと言うとして、その後は？」
ぜっちゃんがそう言ってから、沈黙が続く。
「毎日コケては叱られてます いっつもごめんね…とかはどう？」
とみたんがぱっとひらめいて、そう言った。
「ええやん！それでいこ！」
みんなも小さく口ずさんでみて、それいい！って言った。
「大きな瞳がチャームポイント、歌を歌うのが大好きです！毎日コケては叱られてます、いっつもごめんね…ありがとう、頑張ってみるね」
「…Aちゃん、歌えるんよね…？」
のっくんがぼそっと言って、私の顔を覗き込む。
私はうん、と頷けなかった。
「…急なことやもんね。元々俺とにーちゃんで歌うことなってたから、そうする？」
ぷんちゃんが私に笑いかける。
「…でも…」
「うん、歌上手って知られてるもんな…」
ぜっちゃんを見て頷いた。
「じゃあ、一応歌うってことで…音程とかはもうばっちりやろ？」
「うん」
「でも、直前になってどうしても無理！ってなったら、俺近くにおるからさ、服でも何でも引っ張ってや？にーちゃんにもそう言っとく」
ぷんちゃんが、そう言ってくれた。
「うん…ごめんね」
「謝ることちゃうで！頑張ろうね」
頑張って、頑張ろう、
って、みんな口々に声をかけてくれる。
「じゃあ、ダンスも教えて貰っていい？」
「あ、そっか！まあ映像なら何度も見てるから、きっと大丈夫やで」
「そんなに振り複雑じゃないしね〜」
ぷんちゃんがぱっと立ち上がって、
サビの部分から踊り始めた。
いち、に、さん、しー…
いつも碧海がやってるみたいなこと。
ぷんちゃんのペースに合わせられるように…振り入れ、っていうの？
ダンスができるようになるまで、
四人は自分の準備を放ったらかしにして、
ずっと見ていてくれた。
どうすればいいか◆13.04.29→←不安でいっぱい◆13.04.29
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ひな(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！！申し訳ありません、うっかり忘れてました…(_ _)更新頑張ります、よろしくお願いします…！ (2018年10月7日 19時) (
レス) id: 81ab03c3d0 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 楽しみにしてます！これからも更新頑張ってください〜！あ、あと(人1)の変換ないので作るか全て(名前)に統一して下さるとありがたいです！ (2018年10月7日 16時) (レス) id: aa9580c9fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2018年10月6日 5時
