開久にいる女2 【今日から俺は！！】 (ページ38)

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38話ページ38

【半年後】

貴女「え、春ちゃん学校辞めちゃうの？」

教師「あぁ。今年の春で異動だ」

貴女「ダメ」

教師「言ってもなぁ…、上の決定だから」

もうすぐ3月になろうとしているころ、
春見は開久を異動することを佐々木に告げた。

いくら春見でも上が決定したことには逆らえない。

貴女「じゃあ、その上の人殴りに行く！」

教師「バカやめろ笑」

貴女「パッフェも寂しいよね？」

パッフェ「わんっ！」

教師「お前らには片桐や相良たちがついてんだろ」

貴女「そうだけどー…」

教師「じゃあ、手続きとかやる事色々終わったら4月に来てやる。
それが最後な」

貴女「ほんと！？
じゃあ、それまでに開久に残れるように上の人殴っとくね！！」

教師「だから辞めろって笑」

２人が楽しく話していると、
片桐と相良が勢いよく教室に入ってきた。

貴女「2人がここに来るなんて珍しいじゃん」

相良「センコーに用があンだよ」

貴女「春ちゃん？」

どうやら2人は佐々木ではなく、春見に用があったようだ。

相良「お前、ウチやめるんだってな」

教師「まぁ…」

片桐「どこの学校だ」

教師「あー…、紅高って聞いてっけど」

「「紅高！？」」

貴女「じゃあいつでも遊びに行けるじゃん！」

教師「いや、来んなよ笑」

相良「辞める前に俺と勝負してくださいよォ」

教師「だからしないって。
教師が生徒に手上げたら問題になるからな」

片桐「教師同士がやり合うのはいいのか」

教師「あー…、グレーゾーン」

春見は剛田の一件以来、片桐と相良に目をつけられていた。

今までは喧嘩できないただの教師としたら見られていたのが、あの件以来相良とすれ違うごとに勝負を挑まれている。

貴女「春ちゃんが居ないなら、私教室来ないよ？」

教師「いや来いよ笑」

貴女「だって行く意味ないもーん」

相良「テメェはうるせぇから一生ここにいろよ」

貴女「うるさいって何？！」